HARIBOさんの得点順コメント
HARIBO
突出した1ヒロインルート1強よりも全ルートを含んだ全体の完成度(シナリオ、テキスト、絵、音楽、演出など)が高いと感じた作品に高評価をつける傾向があります。ものすごく刺さったものはその限りでは無いですが。
基本的に5点刻みで入力。
90~:個人的名作。悪いところよりも好きなところが圧倒的に多い作品
80~:良作。
70~:一歩足りないかなという印象の作品。世間で酷評されていても個人的に趣向が合う作品はこの辺りにあるかも。
~69:あまり楽しめなかった作品
素晴らしいと思ったのなら無言で高得点をつけるか、「素晴らしい」の一言で。それでもコメントしたければなるべく言葉を尽くして。
プレイしたうえでダメだと思ったのなら何も言わないか、言葉を尽くして合わないところを書いてみたり。
どんな作品も良いものにしようと願われて出来上がったはずなので、ただ「クソ」とは書きたくない。
ちなみに全体の中央値から大きく離れた点数にはなっていないので、大分甘口な評価基準だと思います。
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得点順コメント
「君たちはどう生きるか」と問いかけられている気持ちになる。点数はあくまで私のもの。他の誰の参考にもならないと思う。 → 長文感想(1853)(ネタバレ注意)
若さは浅慮と同時に希望。そして成長と成熟の先にあるのは「老い」。人間のみならず化けにも押し寄せるそれは実に無常で切なくて。 本当に、胸を打つ物語だった。 → 長文感想(5800)(ネタバレ注意)
ハルカと過ごした「一年」が、剣に自分を重ねたユキカゼの「一念」を結ばせた。 犬狐の仲、混ざり合わない化けふたりを乳化させるような五木の存在は尊く、美しく。 本当に素晴らしい物語だった。 → 長文感想(11505)(ネタバレ注意)
ストーリー自体はボーイミーツガールの恋愛が軸。内包するテーマは天狗と人間、田舎と都会、その他様々な価値観の違いなのかなと感じる。特にリアルとフィクションの対比には目を見張るものがある。前作と雰囲気は変わるが違った魅力を見せてくれた、素晴らしい物語だった。 → 長文感想(6470)(ネタバレ注意)
主人公が耐えられないと思う方へ → 長文感想(2110)(ネタバレ注意)
ハルカにとっての、ユキカゼにとっての決戦。これまで語られたエピソードや設定の点が繋がって「結線」された、国シリーズの集大成。 みすずの国へ繋がる要素や、既存作の登場人物が合わさり織り成す物語は目が離せなかった。 → 長文感想(6769)(ネタバレ注意)
物語に大きな動きは無く、一見して「地味」。 しかし真に迫った自然の厳しさの描写と、酸いも甘いも余さず彫りこまれた登場人物により作り上げられた世界は「滋味」にあふれていた。 雪子の国とは違う味付けだが、これもまた傑作というしかない。 → 長文感想(5130)(ネタバレ注意)
追加要素は個別ルートではなくショート程度。明人の訓練生時代編、ナセルの過去、その他少々。 原作ではわずかな回想で終わっていた明人の訓練風景に触れてくれたことはうれしいが、メインのストーリーに飲まれて肝心の明人の活躍が乏しかったのが残念。 逆にナセルは見せ場が多く、ストーリーの波に乗れていた。二枚目にはなり切れない三枚目として申し分のない活躍だった。
ねこねこらしくもあり、ステージなならしくもある。片岡とも氏の集大成。 → 長文感想(12525)(ネタバレ注意)
私は、自分の想像力、私のナルキッソスの敗北を認める。 → 長文感想(913)(ネタバレ注意)
軽快でテンポの良いテキストからなるエンタメ性は多くの人に受け入れられやすいだろうと感じる。少なめなボリュームにエンタメ、テーマを詰め込もうとするあまり中途半端な部分も見受けられるのは欠点かもしれない。個人的にはそれぞれの立場から見た「日常」と「非日常」というストーリーを終わらせた後に何を得たのか、何が残ったのかということがキモかと感じた。 → 長文感想(5419)(ネタバレ注意)
減点方式ならもう少し低いかもしれませんが、FCというテーマが気に入ったなら欠点を補って余りある。あと個人的にみさきルートが気に入れば倍プッシュ → 長文感想(3157)(ネタバレ注意)
本編のみさきルートが楽しめたなら絶対にお勧め。正当続編と銘打っているが、あくまでみさきルートのアフターストーリー。FILMIC NOVELについては長文感想で後述。 → 長文感想(1889)(ネタバレ注意)
ゲーム性は無いし、ミステリ小説とも違う。キャラゲーのような温かい雰囲気の中で、叙述トリックなどトム氏の書きたいものは伝わってくる、そんなエロゲ。 → 長文感想(1616)(ネタバレ注意)
ナルキ1~3、ゼロ、姫子の内容に加えて少々のオリジナルシナリオで構成。2024年現在のナルキシリーズでは「ナルキッソス-スミレ-」のみが未収録なので、今から本作をプレイする人、もしくはプレイ済みで他のナルキを探している方は参考にされたい。 オリジナルエピソードは最終エピソードとつなぎの文章かなと思う。絵はナルキ1,2もナルキ3の原画になっており統一感がある。続き物の作品として見た場合、絵柄の違いは違和感を生むだろうからこれは良い判断。個人的にはオリジナルの絵柄のほうが好きではあるが、クラシックモードもあるので十分だ。 細かいところでシナリオが微調整されているのは単発作品をまとめたときの整合性を図るためだろう。
美しい原画にシナリオが追いついてきた印象。捜査パート等によりミステリー感が演出されている。とはいえやはり絵がメイン、この表現力、世界観は素晴らしく感じる。グロ表現はカルタグラと比べてもだいぶ控えめだと感じた。芸術的な美しさはあるが生々しさはあまり無く、インパクトは弱いかなと思う(個人の感覚です)。 → 長文感想(3710)(ネタバレ注意)
『猫忍SPIN』と『無印猫忍』のクロスオーバー作品。 無印→SPINで広がったストーリーをうまく畳み込んだ手腕は見事、ストーリーは基本的にSPIN菊丸一派、たまにハルキ殿とゆら達も出る。 ただ、私は『無印猫忍』ゆらたちのウザさが好きなんだなぁ、と思い返す作品でもあった。 → 長文感想(3691)(ネタバレ注意)
楽しい、楽しい! これ以外の言葉はいらない。 ヒロインはみんな好き、よくわからないがこういうのを箱推しというのだろうか。『けもの道』は、最高だ。 → 長文感想(1197)(ネタバレ注意)
面白かった。 ちょっとした三角関係、ほどほどにエロくて可愛くてドバタバタして楽しい。 こういうのがいい、こういうのが私は大好きなんだ。 → 長文感想(752)(ネタバレ注意)
不条理への向き合い方、移り行く時代と価値観の変遷、住まう場所と距離感……これまでプレイした国シリーズの原型が散りばめられているのを感じた。 特に加筆された部分はシリーズ既プレイ者には嬉しく感じるところだろう。 絵は原作の雰囲気を継承しつつも一新、今風になっているので、もし従来の絵柄に抵抗を感じていた方がいるならぜひプレイしてほしいと思う。 → 長文感想(5828)(ネタバレ注意)
面白い。少しだけシリアスを加えて、なんだか懐かしい昔のアサプロが帰ってきた。 ルート的に紫→天使は最後にしたほうがいいかも。 → 長文感想(5020)(ネタバレ注意)
明朝末期、人身売買をする男と男と女の物語。 暗い雰囲気の中で交錯するそれぞれの思惑、変化する主人公とヒロインの関係性、主人公と相棒の関係性が見事。 読み応え十分、面白かった。 → 長文感想(6945)(ネタバレ注意)
終わり方が物足りないというか、もっと読みたい、もっと読みたいと思わせてくれた。 何よりファンタジックとノスタルジックを内包した世界観がこの上なく素晴らしい。
例えるなら「おっさんの営業する汚いラーメン屋」 羅臼昆布の出汁を使っているのに言い出さず、それにラードをぶちまけて「ウメェだろ」って言うみたいな。いい意味で敷居の低い作品。 → 長文感想(1559)(ネタバレ注意)
初めのリアルートが素晴らしく綺麗に終わりすぎるなど、ルートの構成に疑問を感じるところはあるが、秀逸な心理描写と確かな文章力で作り上げられたテキストは高クオリティ。オンベルトがたまらなく好きだ。 → 長文感想(8669)(ネタバレ注意)
「温故知新」という諺が一番この作品を表すのにふさわしいだろう。 新訳ボーイミーツガール泣きゲー。 → 長文感想(2743)(ネタバレ注意)
設定とエロが見事に組み合わさっている。シナリオも面白く、どのような伝奇モノとして展開していくのかワクワクさせてくれた。グロはほぼないので万人に勧められる作品。 → 長文感想(3076)(ネタバレ注意)
今までのアマカノシリーズの良さを引き継ぎながらも、主人公とヒロインの立ち位置や関係性を工夫することにより、新たな魅せ方を盛り込んだ良作。 → 長文感想(5877)(ネタバレ注意)
王道展開を確かな筆力で彩ったCASE1~CASE3の短編集に価値を見出すか、SFを感動で彩ったCASE0に価値を見出すか。どちらか片方だけ見ても良作と評価できる、そして双方がハマれば至高の傑作となるはずだ。 → 長文感想(4190)(ネタバレ注意)
絵、システム、テキスト、色々と古臭い作品。だがこの古臭さと片岡とも氏の淡々とした文章が組み合わさった寂寥感は他では代えがたい力がある。それを感じさせてくれた作品。 なにより、新作として「らしさ」を見せてくれたのがこの上なく嬉しい。 → 長文感想(3516)(ネタバレ注意)
生きづらさを抱える登場人物たちに居場所を与え、そして与えられる物語。緻密に描写される彼らに共感できれば痛いほどに心にしみる作品。 ねこねこソフトらしさ、片岡ともらしさあふれる本作は記念作品として素晴らしい出来だった。 ただ、15周年記念要素は旧来のねこねこファンには無上の喜びだが、初めてねこねこに触れる人にはどうだろうか。 → 長文感想(8765)(ネタバレ注意)
ドキドキワクワクはしない、楽しいっと感じるわけでもない。 エンターテインメント作品としてみると無いない尽くし。でもこの作品はなんだか胸を暖かくしてくれる。 あの日の僕を思い出して、今日の私を見つめる、そんな作品。 → 長文感想(744)(ネタバレ注意)
従来のウグイスカグラのテイストは健在だがそれに加えてライターのメッセージ性、テーマ性が強い作品。エンタメ性を期待すると肩透かしを食らいそう。良くも悪くもライターのオナニー。演劇要素にはリアリティと愛がいささか欠けているように感じる、悲劇と不幸を演出するための生贄となったのだろうか。本作における演劇とルクル氏についての解釈、印象を後半に少し書いてます。 → 長文感想(8649)(ネタバレ注意)
あおかなと比較されるのも当然だが、セールスポイントは結構違う。劣等感、嫉妬、羨望、努力、才能、諦観、克己、厳しい部活動の中にある青春の心理描写がウリ。テレプシコーラについてなど演出不足は否めず欠点は目立つが長所は確かにある尖った作品。 → 長文感想(4402)(ネタバレ注意)
ハミクリ本編の続編要素も多いがどちらかと言えば補完的な作品であり、アンサーソング。 ハミクリ本編をプレイして気に入った方はぜひやってほしい。この凸でハミクリは完成を迎える。 ハミクリ本編で詩桜ルートなどに物足りなさを感じていた方もできればプレイしてほしい、大分補完されている。 まぁなにより、華乃が面倒くさくてエロ可愛くて甘々なんですよ。最高。 → 長文感想(7599)(ネタバレ注意)
一本道シナリオとしてはかなりのボリューム。単体としても十分な出来栄えだが、一気に登場人物を増やしており天ノ少女への下ごしらえをしている感じ。真崎を除いた新キャラたちが描写や出番が少なく印象に残りにくいのは少し残念。 → 長文感想(3115)(ネタバレ注意)
どこか退廃的な雰囲気の完成度は素晴らしい。特に圧倒的な美しさのCGはなかなか真似のできるものでは無いと感じる。中だるみする箇所はほとんど感じず、意外にライトにプレイできるので少しばかりのグロ描写が大丈夫ならぜひプレイしてほしい。ただ主人公の頼りなさ、情けなさについてで合う合わないは分かれそう(長文感想中盤でそのあたりに触れています) → 長文感想(3009)(ネタバレ注意)
良くも悪くも強引。考えれば設定の疑問点はいくらでも湧いてくるがあまり気にならないのは自分でも不思議。「超」で追加された愛・鋼・光の章は無印の設定をうまく引き継ぎ発展・展開させていると思う。
伏線回収が評価されているが、ミステリ小説ではないし、SFゲームでもないと思う。視点と舞台背景、設定への理解で評価が分かれそう。 → 長文感想(1679)(ネタバレ注意)
この作品のメインヒロインはロケットである → 長文感想(1570)(ネタバレ注意)
始まりの物語、長いが時間を忘れる
システム・音楽・ストーリー・絵・ボリューム……構成要素を綺麗にパッケージングした完成度の高い作品。 しかし、シナリオ全体に目を向けるとアンバランスさが目立つ。 加えて、音楽の使い方がどうにも惜しい。 → 長文感想(7084)(ネタバレ注意)
2001年発売のみずいろを2025年にリメイクしたもの。システムなど十分な出来栄えとは言い難いが、令和現在クオリティの立ち絵で、OSなどに不具合なく「みずいろ」をプレイできることに価値がある。 血肉湧き踊るような展開は無く、退屈な、でもかけがえのない日常を再認識できる、そんな作品。(前半はネタバレなしです) → 長文感想(12532)(ネタバレ注意)
令和の今プレイしてみると、退屈な普通の萌えゲーのような、でもそれだけじゃないような、なんだか不思議な作品。 幼少期の選択で未来が変わる「みずいろシステム」をうまく生かした展開は見事。 → 長文感想(6447)(ネタバレ注意)
バトルシーンのくどさ、CG効果音など素材の少なさからなる迫力不足は残るが、一場面の尺が短いため前作より不満は少ない。 メインシナリオは13時間ぐらい、ダレるところは少なく面白かった。ただメモリアル回収のために延々スキップは辛かった。選択肢までスキップ実装してください。 → 長文感想(4999)(ネタバレ注意)
後半の強引さが少し気になったが、お話の内容はとても良かった。 しかし豊富な素材、多彩な演出はゲームとしての総合的完成度を高めている反面、ライターの魅力がどこかぼやけているようにも思えた。 → 長文感想(11111)(ネタバレ注意)
タイトルと裏腹になかなか読ませるシナリオ。本番シーンは非常に少ないが多彩なシチュのシーンは非常にシコリティが高く、フェチとストーリーが緻密に絡み合っている。 全裸合宿を通して、自分を見つめて相手を尊重、互いに成長するサクセスストーリーだった。 → 長文感想(3123)(ネタバレ注意)
前作に比べてボリューム・スケールアップ。 構成要素は男と男の友情、ひと夏の冒険、能力バトル、政治要素、恋愛、土地の風俗文化と多岐多彩。 これらを良く練られた独自の世界設定がまとめ上げている、面白かった。 → 長文感想(1196)(ネタバレ注意)
「ナルキッソス」をテーマとしたアンソロジー。「各ライターさんに好きにしてもらいました」との言葉通り、各々が独自のスタイルで死生観を表現している。個人的な好みはイリス>メサイア>死神>シーラスの順。 → 長文感想(4521)(ネタバレ注意)
単にロリでエロそうなゲームだなぁと思って初めてみたんだ…それで驚いた、恐ろしい作品だった… → 長文感想(1831)(ネタバレ注意)