jackponさんのお気に入りユーザーの体験版新着コメント

jackpon

長文はもう書く気力がない
むずかしいことはよくわからないし、頭空っぽでしか楽しめない

エロゲーというかノベルゲーは、主としてキャラクターを軸に楽しませてもらっている。
シナリオやテキストはあくまでキャラクターを魅力的に見せる道具の1つとしか捉えていない。


主な用途は、やったゲームの備忘録&データ収集して好みそうなゲームの新規開拓、積みゲーの把握。

40点未満:地雷 60点:可 70点:良 80点:優 90点:秀 100点:神(多分つけないと思う)

細かく分けるのが面倒くさいため点数は5点刻み。
85点以上は複数回やりたいと思えるくらい特にお気に入りの作品。80点と85点は心情的に結構差がある。

基本的に良かった部分を中心に評価をし、悪かった部分で減点して点数をつける。迷ったら相対評価でも点数をつけている。
特に良かったところや悪かったところがなくても60点はつく仕様。合格点をあげられるのは70点から。
たまに一度付けた点数を思い直して上げたり下げたりすることも。

評価の判断基準としては、どれだけ自分が面白い、楽しいと思えたか。それだけ。
例えその作品がパクリだろうが、「エロゲー」なのにエロがほぼなかろうが、ゲーム性が皆無だろうが、とにかく面白ければ何でもいいというスタンス。
特にこの手のゲームに求めているものは、キャラ萌え・ダレない範囲で丁寧なキャラクターの性格、心情描写・引き込んでくれるようなストーリー、テキストあたり。

過去の名作・話題作を中心にプレイ。後は個人的に興味が湧いた作品も。
商業作品で興味がある作品は一通りリスト化出来たので、今後は情報の少ない同人関係にも食指を伸ばしていきたい。

体験版新着コメント

必ず購入
100ヒラヒラヒヒル(非18禁) (ANIPLEX.EXE) (2023-11-17)
「私は、人に、大した優劣なんてないと思うんですよ。お家に本があるとか、周りに教えてくれる人がたくさんいるとか、たまたま学問をしやすいところに生まれればそれが得意になるし。そりゃ多少は生まれついての得意不得意もあるでしょうけれど、そんなのは些細な問題で」「そうでしょうか」私が云うと、「そうですよ。みんな一緒なんです。本当は」彼女は寂しげに笑った。『ヒラヒラヒヒル』常見明子、天間武雄。――――6時間程度の序幕にあれど、ここまで心は酷く遣る瀬無く締め付けられるのか。今回の作品も、そんな哀愁の反芻をこの身に甚く感じたプレイタイムと相成った次第。「風爛症」と言う死人が生き返る病をモチーフにした架空の大正時代が舞台の物語。とは言え、紡がれる雰囲気は僕が思い描く時代そのもので、表れる描写や背景は紛れもなく切なく淋しいあの時代そのものである(これは勿論受け売りで、20年前に亡くなった曾祖母が語ってくれた話
必ず購入
80夏ノ終熄 (CUBE) (2022-08-26)
事実は小説よりも奇なり。現実が空想に迫りつつ近づいてくる時代の最中、影響を受けた『物語』もまた「現実」に強く接近しているのは最早言わずもがなであり「時代を映す鏡」としても機能していると申し上げる他ありません。本作『夏ノ終熄』は「架空の出来事」と一蹴出来ないような導入部と仕上がっておりました。世界的伝染病の流行から人間が次々と死んでいく荒寥の地より齎されし出会い。主人公のユウジとヒロインのミオしか出て来ずに過ぎ去った体験版でしたが、もしかすると今後もこの2人のまま、彼に始まり彼女で終わる展開と成り得るかもしれない事を感じてしまう、寂しげ且つ安らかな雰囲気で終始紡がれておった次第(モブキャラすら徹底して出さないのって本当に珍しいですね) そんなんじゃどうにもこうにも単調と過ぎ去るだけではないか? 大丈夫。かずきふみ印のエロゲーだよ。そんな安穏気侭のラブラブスローライフで終わらせてしまう訳がない
必ず購入
100BLACK SHEEP TOWN(非18禁) (BA-KU) (2022-09-16)
「……こんなのいやだよ。だって、死んでいなくなることがみなはじめから決まっているのだから、生き物はどんな風に生きようが、みんな不幸で可哀想だってことでしょ。だったら、世界なんて、狂ったピエロが作った出来損ないのおもちゃみたいに最初から壊れているんだわ」(中略)「シウ、よく考えるんだ。死というのはいつだって僕らに重要な示唆を与えてくれる。普段僕らはいろんなまやかしに誤魔化されているけれど、死に触れた瞬間、はっと気がつく。世界に切れ目が入って、そこからドクドクと血液が流れ、ここが生やさしいだけの場所じゃないってまざまざと思い知らされるんだ。それは過酷な現実かもしれないけれど、でもそういう場所だからこそ輝いて見えるものもある」『BLACK SHEEP TOWN』謝筱喬、謝亮。――――無垢な幼子の如く性懲りも無く栄養を望むがまま受け取り続け、満腹になる事すら知らぬまま只々『世界』を掻っ喰らっていた
必ず購入
80エヴァーメイデン ~堕落の園の乙女たち~ (Liar-soft(ビジネスパートナー)) (2022-02-25)
悪印象が好印象に転ずるというのは、好印象が更なる好印象を齎す現象よりも、遥かに価値があると思うんです。海原望×大石竜子コンビの最新作『エヴァーメイデン~堕落の園の乙女たち~』体験版をプレイして、そんな一抹の想念が自らの心へ沸き起こりました。実を言うと、僕は本作に対してあまり期待を抱いてなかったんです。それは僕が「百合」と称されるジャンルを嫌厭している実態も然る事ながら、パッケージデザインが全員の魅力を色濃く目立たせていた『フェアリーテイル・レクイエム』や、主人公の黒筆と白姫に焦点を絞っていた『徒花異譚』と異なり、キャラクター内に待遇の差を覚える気持ち悪さを無自覚に感じ。そこにアルエット&ルクの「THE 百合」って感じの描画な力が重なって、第一印象はあまり好ましいものと相成らず(大石竜子さんの絵は文句なしに国宝級レベルで素晴らしいです。ただパッケージレイアウトが過去作と比べて僕好みじゃなかっ
様子見
60俺の恋天使がポンコツすぎてコワ~い。 (Hulotte) (2021-09-24)
購入前一言感想で語った事「エイルの運命度が100とか200とか∞とか、大層な数字を盛大にカマして、他ヒロインを総じて噛ませにする馬鹿みたいな行為」は有り得なくなった事が分かって、僕は至極安心しておりました(「なんで公式サイトでは秘密になってんだ?」って明確な疑問も芽生えましたが) 甘かった。見通しが甘かった。全く以って成長していない。人間誰しも、油断大敵は死あるのみ。早かった。余りに判断が早過ぎた。それは所謂「早計」と称さざるを得ない白痴な行為。どこぞの天狗仮面男ならば褒め立てても、本作プレイにおいては何の長所にもなり得ねえ愚行の極みでしょう。取り敢えず、プレイし終えて1番強く思った内容を此処で大きく言わせて下さい。ラブミエール……クソうぜえええええええ。主人公の要望にも従わず。私利私欲に自分の事しか考えておらず。ああ言えばこう言う言い訳だけは上手い癖して、その全てが彼女に都合良く立ち回っ
必ず購入
75奴隷姫騎士と奴隷侍女とのスローライフ (Waffle) (2021-07-30)
「人が人を選ぶにあたって、最も大切なのは『信頼』なんだ。それに比べたら頭がいいとか才能があるなんて事はこのクラッカーの歯クソほどのこともないんだ……」と、僕の大好きなキャラクター、ポルポくんばりによく似た思想をお持ちの主人公、ガーラントが身も心も股間も溶かされていく物語……って事に一先ずはなるのかな? 起動直後に僕をしんみりさせてくるBGMが流れてきて「おや、これは意外にシリアス系か?」と、感じたりもしたんですけど、あくまで体験版時点では「姫騎士様」「侍女様」2人とのイチャイチャ奴隷ラブラブライフの幕開け!!!って感じでした。良いですよね、互いに失ってしまったものを抱えた者同士が寄り添って、信じ合って、穿たれた隙間を埋めていく。僕はそういう、王道ながらも心に深く染み渡りそうな安らぎで満ちた物語が大好きなので、必然的に公式通販で予約購入を果たしていた次第。正直な話、プレイ前は好みの純情可憐少
必ず購入
80海と雪のシアンブルー (CUBE) (2021-04-30)
「嬉しい誤算」と、この場合は語れば良いのでしょうか。体験版をプレイして実は結構衝撃を受けたんですよ。トノイケダイスケ氏が活躍していた時代のCUFFSのような、あるいはCUBE処女作『夏ノ雨』の頃のような、そんな過去に紡がれていた丁寧な「関係性」を本作でも見事拝見出来たんですから。父母の再婚によって新しく出来た義妹、七との生活から始まる義兄、青野志音の視点から紡がれる物語。まず驚いたのが、主人公の思考変化過程をさり気無く丁寧に描いている点。卒業間際。上京間近。残り日数も少ない中、他者との関係構築に少々のニヒリズムを感じていた青年が、七と暮らし始めた事で、徐々に変化していこうとするんですね。本作のヒロイン達は、七を含めたそれぞれが「大人」で他者を配慮出来る娘達ばかり。それ故に抱えている「生き辛さ」もあります。しかし、そんな彼女等に対して起こす彼の行動が、周囲取り巻く世界を構築し始め、『遠慮』の
多分購入
70恋愛×ロワイアル (ASa Project) (2020-11-27)
『恋愛、借りちゃいました』が存外気に入ったので、激戦区発売でも体験版はプレイする事に決めたASa Projectの新作。しかしながら、あくまで現時点における個人的感想を申すなら「まあまあ」の仕上がりだと言わざるを得ません。ヒロインがかなりアクの強い代わりに、主人公は中々に凡庸と過ぎ去る、近作以前の作風に回帰した印象。主人公が気に入ればどんな作品も楽しめる僕にとって、これが少々入れ込み辛い部分であり。彼に関しては、意図的に隠された過去や押し隠している秘密の部分が多くの要素を占めるので、気に入るかどうかも判別つかないってのが正直な感想。だから、僕としては正直彼の性格や特徴、どうしてここまで好かれるのかもかなり理解し難く、大嫌いって訳じゃないけど特段好きでもない、つまらん中途半端な第一要素と相成ってしまったのでした。無念なり。さて、対照的に個性の強いヒロイン勢の話。好感触の部分に惹かれたのは、ま
多分購入
75ユキイロサイン (Wonder Fool) (2021-03-26)
まずプレイして驚いたのが、綴られたシナリオが実にエロゲっぽくない事。主人公の視点を中心に、イベントを通してヒロインや友人達と仲良くなる過程を描き、攻略していくモノと勝手に考えていた節があったんですが――仲良くなるのは決して間違いじゃないですけど――これはどちらかと言えば青春群像劇スタイル。羽染宗冬は体験版時点だと「1人の登場人物」としての役割しか持ち合わせておらず、彼が目立っていたかと訊かれれば「本当にお前はエロゲの主人公か?」と、逆に聞き返して疑ってしまう程。寧ろ複数視点を駆使して、個々のヒロインそれぞれが仲良くなる描写(勿来美玖とスヴェトラーナ・グルチェンコは「親子か!」って位に仲良し)や、男同士の関係をかなり丁寧に描いていたのは「本当に俺はエロゲをプレイしているのか?」と、逆に自分のしている行動へ自問自答を繰り返した始末。この仕様が思っていた以上に効果的。リアリティ溢れる物語と仕上が
様子見
60さくらの雲*スカアレットの恋 (きゃべつそふと) (2020-09-25)
期待しすぎたかなってのが第一印象。こういった時代背景を取り扱う作品において、僕がまず重視するのは「どれだけその世界観を巧みに表現できているか」って事なんですけど、あくまで此方で遊んだ限りでは、本作はその個人的水準にまるで達していない印象を受けます。大正期を基準とするなら常道な要素を取り入れ、時代背景に忠実であろうとしている努力は汲み取れますが、肝心のそれらを表現する筈のテキストは、深みがまるで無いと言わざるを得ないのが正直な所。そもそも、取り入れた「要素」とやらも良く言えば王道、悪く言えばありきたりなものばかり。浅草出るなら凌雲閣、大正時代で加藤大尉と言えば『帝都物語』が出るのは自明の理でしょうが、ただそこに出しただけで大正世界が再現される訳では無いのです。そこを補う高雅で気風に満ちた表現こそが実となって世界を形作るのであり、その点につきましては、同じ大正浪漫である『帝都飛天大作戦』『帝都
必ず購入
80アインシュタインより愛を込めて (GLOVETY) (2020-10-30)
原点回帰。『アインシュタインより愛を込めて』をプレイし終えて、俺が思い浮かんだ四字熟語。スタッフ面子で『恋×シンアイ彼女』の再来と憂いている方が多い感想ですが、寧ろ本作は先の方も仰っていたように、サガプラ時代の気風を意識して強く取り入れている印象を受けます。「ある目的の為に部活再建」「他人の気持ちが分からずに生き急ぐヤサグレ主人公」「隣の部屋に住むふーりん」「一人じゃなくても独りだと感じる孤独」「切なくも虚しく過ぎる雰囲気」と、要素だけでも選り取り見取り。そして「人間の弱さ」を突きつけてくる作風ってヤツが本当に久しくて。同窓会の如き雰囲気を、本作で俺は味わった次第。思うに、新島夕氏が企画&単独ライターだった唯一の作品『はつゆきさくら』が好きだったら、同じ状況であるこれも意外に抵抗なく受け容れられるんじゃないかと。安易な自論。無論全てが同じじゃないし、主人公の人間性も少々違う。河野初雪をより
様子見
50ハミダシクリエイティブ (まどそふと) (2020-09-25)
ただ只管に「ノリがキツい」としか言いようがなかった冒頭。どうも僕は今の時流に乗れた人間でないので、ソシャゲやギャル語のネタ、唐突な歴史ネタで話を振ってこられても呆然とするか、精々失笑位しか湧かないんです。生徒会長に対する責任も碌に果たしてねえ先公含む学園の態度や、口先だけは一丁前に喧しいモブ共の振る舞い等、こんなクソみてえな奴等しかいなかったら、そりゃ不登校児も増えるわと妙に納得してしまった始末。だから、本作は途中放棄案件かと正直覚悟していたんですけど、華乃が登場してからは普通に読めるようになったのが自分でも驚き。やっぱり秋野花さんは最高と言う事なんでしょう。万歳。ヒロイン勢は屡々ムカつく箇所もあり、微妙に食指が動かない部分もあったんですが、華乃とあすみが凄く良いなと。華乃は不必要に煽ったり生意気だったり攻撃的だったりする部分もあるんですけど、根っこでは義理堅く、一本筋の通った優しさも秘め
必ず購入
100BETA-SIXDOUZE (Liar-soft(ビジネスパートナー)) (2020-08-28)
『ALPHA-NIGHTHAWK』から、何もかもがアップグレードを果たしていると感じた続編です。濃密でボリューミーな物語、魅力に満ちたキャラクター、根幹を抑えながらも工夫に溢れた設定、熱いのも切ないのも選り取り見取りだった高水準BGMと、正直ワクワクしないの無理じゃねえか?と思わざるを得ない体験版に相成っています。不器用でも自身の生き様を貫き通す性格が格好良い箱根羊介や、明朗快活剽軽キャラクターながらも読んでいて超良いヤツって思えるジャン・バルジャン、自身の抱える孤独を覆う純粋無垢が堪らなく愛おしいハナコに、ミステリアスおバカキュートな所が実に素晴らしいアントワーヌ・ド・サガンと、メインは元よりサブキャラの面々まで、魅力に関しては言う事無し、味が濃い人ばかりだった次第。新要素として、本作ではロジックパートなるものを使っており、体験版だとハナコパート(箱根羊介パート)とアントワーヌ・ド・サガ
必ず購入
100徒花異譚(非18禁) (ANIPLEX.EXE) (2020-06-19)
第1章、花さかじいさんの回まで描いた体験版。この「物語」の結末は2通りあるので、取り敢えず最後までやったからはい終了と、画面を閉じる事のないように。さて、物語を読もうと起動したらば、夜汽車のシーン、夢見心地の私が「物語」を齎す彼と語らう場面から幕を開ける訳ですが。汽車とは文学史上、多くの不可思議な物語が齎される場でございます。本作は『徒花異譚』と言う物語を起動した矢先、1人の男から『徒花異譚』と称された「物語」に導かれ、その中で数多くの「物語」に触れるという『物語』の三重入れ子構造方式と相成っていました。それはまるで、江戸川乱歩の「押絵と旅する男」のよう。尚且つそこに、記憶喪失となった白姫の過去の想い出も同時並行で絡んだ内容となっており、読む手(マウス)が止まらなかったと言うのが僕の正直な感想と言えましょう。「ものがたりとは おもいでの つらなりです。おもいでと おもいでが おもいだしあっ
様子見
70神様のような君へ (CUBE) (2020-03-27)
まず最初に、システムUIや最初の注意勧告が『俺の姿が、透明に!? 不可視の薬と数奇な運命』とかなり似ていて……と言うかほぼ全く同じで驚愕しました。この2作品、合同イベントなんてやってましたし、意外と密接に関わってんだなあ……スタッフ&広報的な意味で。とまあ、そんな戯言感じてたら見事体験版終えた訳だけど、これは非常に心苦しい。裏設定が予想の範疇を超えなかったのは地味に痛いな。SFとして期待していた面が僕自身結構強かったんだけど、あまりそこの所は深堀りされず、超技術的に押し切られている感を強く感じた次第。アンドロイドとかハッキングとかバーチャルアイドルとか、どれも既存のありふれた形で表面的にしか設定が作られていなかったです(体験版時点) 確かに、SFで近未来の発達した技術なんて一言一句解説する作品の方が少ないのは事実だけど、それでも裏側に「進化・発展による変化」を感じさせてくれるSFが多いのも
必ず購入
80俺の姿が、透明に!? 不可視の薬と数奇な運命 (Hulotte) (2020-03-27)
『Oh!透明人間』エロゲ版。いやあ、笑った笑った。テンポの良さとテキストの妙で、終始笑いながら楽しめた。待雪晴季君が面白過ぎて、今回プレイした3月発売エロゲ主人公では1番好きだと確信しました。僕はこういう馬鹿でエロに忠実だけど、根っこの純粋な主人公が堪らなく好きなんです。それは、亜芽ちゃんへ起こす反応からもう丸わかりで。この主人公、亜芽ちゃん(の裸)好きすぎだろと。彼女へやり過ぎちゃった時の、彼女を意識し過ぎて動くそれは好意の表れだろと。思わず微笑ましくも爆笑してしまった。その結果、可愛すぎる亜芽ちゃんを僕も1番好きになっちゃった次第。主人公とヒロインの掛け合いで、互いに魅力を向上させている、実に素晴らしき相乗効果です。最 of 高。また、快楽主義者にして刹那主義者となった主人公の「原因」も、コメディで進む中へ潜む強いスパイスとなりそうで。体験版時点で何が起こったかはある程度予想出来たけど
様子見
50LOVE・デスティネーション (JADE) (2020-02-28)
新規ブランド一作目と言う事で「頑張ってほしいな」って安らかな気持ちでプレイしたんだけど、凄く歯痒いね、これ。ユーザーライクな視点で寄り添おうとしているのは感じたし、好感も抱ける。個人的には応援したく思うので、出来るだけ高評価で迎えたい所なんだけど「いや、そこまでは望んでないかな」って気遣いも多々見受けられた。あそこまで文章に振り仮名つける必要はないし、ルート固定モードって望みのヒロインへ自動的に辿り着ける機能は、少々ユーザーを配慮し過ぎていて、正直要らないと感じた次第。しかも、好感度がどう変わるか選択肢の中に表示まで出来る訳で。すっげえ優し過ぎる甘甘システムで、特に振り仮名問題はかなり由々しい感じなんだけど、まあ、ルート固定モードはハッピーエンドを迎えると開放される仕様(製品版)らしいし、選択肢のヒント機能もON/OFFに出来るから、全体的には合格点な印象だった。ただ、サブキャラへ音声が入
必ず購入
80きまぐれテンプテーション (シルキーズプラスWASABI) (2019-09-27)
かずきふみ、シルキーズプラスWASABIはやっぱりこうでなくっちゃな。妖怪モノはイチャイチャ萌え萌え~なんて一寸で良いんだ、重要なのは鬼気森然にして奇奇怪怪な世界観。そしてそれに付随したドス黒いシナリオこそ、恐怖の面目躍如ってヤツでしょう(まあ、そうは言ってもE-mote超凄いけどね。あんなに動くのは私、初めて見ました) 事件内容的にはデヴィッド・フィンチャーのあれ、思い出しますが、そこに彼の独自色が加わる事で新たなミステリーとなる予感をヒシヒシ感じた次第。低価格に見合わない重厚な作品となる事、大いに期待しております。 P.S. ご懐妊おめでとうございます。
多分購入
75ココロネ=ペンデュラム! (Clochette) (2019-07-26)
意外にシリアス?だけど基本は通常運行な体験版。巨乳好きにとっての希望の光、Clochetteは今日も変わらずおっぱいと能力を我々に放出し続けています。本作の主人公もおっぱいが大好きな以上に、妹の事凄く好きなんだなあ……って伝わりますね。私も嫌いじゃありません、寧ろ大好きの極みでござい。ヤマザキ一番!改めナズナ一番!と言っても過言じゃない本作。人間、成長から至る変化も大事ですが、此処が出してくれる変わらない概念、おっぱい能力妹への愛に安心する気持ちも、忘れたくないものです。妹を主人公と同じく大好きになったのなら、買っても良いと思いますよ♪
必ず購入
80恋愛、借りちゃいました (ASa Project) (2019-07-26)
原画(SD含む)とシナリオ、双方が良い仕事している体験版。ASa Projectの作品って今回初めてプレイしたんですけど、こんなに面白いモノだったんですね、ビックリ驚嘆致しました。まず主人公、文句無し。自らの生活を犠牲にしてでも妹の為に生き抜くその覚悟。大切な彼女を幸せにする一心で、金以外の不要な全てを切り捨てるその姿勢。実に好ましく、素晴らしい決意だと感じます。人間を形成する上で最も重要な魅力を「信念」と考えている私は、例えこの先彼が「独り善がり」と誹られようと、変わる事無く最高の兄貴と思えるでしょう。そして、妹の月ちゃんはそんな彼の行動をしっかり熟知しているってのがまた良い。理解しているからこそ、兄の為に自らも強くあらねばいけないと自立を目指す。お兄ちゃんへの愛に溢れた想いの姿勢、素晴らしい事この上ないじゃないですか。以上2人の、不器用ながらも微笑ましく想い合う「愛」を見れただけで既に
必ず購入
90Missing-X-Link ~天のゆりかご、伽の花~ (Fluorite) (2019-04-26)
QP3分クッキングが圧倒的メインヒロイン、以上……で閉じたらあまりに一言過ぎるので、真面目にやる。疑問、関心、驚愕、絶句。本作を読んでいく中で私が辿った変遷だった。純粋に「凄い」作品に触れたと思う。デモンベインを買おうと決めたモノの、他作品は諸般と言う名の個人的事情で購入断念余儀無くした4月。もう買うか買わんかで悩む事無いだろう、残っていた体験版プレイにて余暇を潰そう、この選択を後悔する日が来るとは夢にも思わなかった次第。最初の時点では面白い試みをしている、実にその「程度」の作品だったんだ。話の展開も良い意味で疑問符。何せ「未来へと口づけるSFADV」の癖に、変わりに変わった世界観説明が一切されず、ユーザーは主人公の想い出に4時間ばかり(個人差あり)付き合う事となるんだから。ただ、SFを少しばかり齧った身からすると、近未来の発達した技術なんて一言一句解説する方が少ないので、其処は別に良い。
必ず購入
100ALPHA-NIGHTHAWK (Liar-soft(ビジネスパートナー)) (2019-03-29)
面白えなあ……ってのがプレイ終了後、思わず口に出てしまった感想です。シリーズやリメイクが絡まない、新規としてはおよそ3年ぶりに出たLiar-soft作品『ALPHA-NIGHTHAWK』『時計台のジャンヌ~Jeanne à la tour d'horloge~』や『大迷宮&大迷惑-GREAT EDGES IN THE ABYSS-』にはなんでか点数をつけていないと言う愚行を犯している私ですが、これは文句無しに付けられる期待値100点。最初の演出及び表現描写に思わず『forest』を思い出してしまう始まりは見事。そこから往年のカルトSFや昔のSF小説の数々を想起する内容、本当にワクワクが止まらなかったです。それらを観て、読んで、興奮冷めやらない良質な時間を、まさかエロゲでも同様に体感出来るとは夢にも思わなかった次第。この数時間プレイしただけで、キャラクターのほぼ全員に愛着が湧いてしまったのは
必ず購入
80捻くれモノの学園青春物語 ~俺と彼女の裏表~ (りびどーそふと) (2018-12-21)
本体験版をプレイし終えて、生じた言葉は「意外」の一言。コメディ:シリアス=8:2の割合。「青春」における光と闇、「スクールカースト」の齎す弊害と言うのを根底に据えているのに、感想が「楽しかった」で閉じられるとは思いも寄りませんでした。人間社会には、どうしようもなく存在している「格差」ってのがあって、それを真正面から見据えた場合だと、自然、心へ靄がかかるのは必定。しかし、本作はその片鱗すらもまだ多くを見せていないのだから驚きです。部活結成までが「意外」とあっさりだったり、作中展開速度が「意外」と早かったり、元ネタの作品に「意外」と似せていなかったりして、驚いたのも確かなんですが、それ以上に「意外」と楽しめたと言う娯楽性が、場を席巻する形と相成りました。「表」には見せない「裏」のギスギスを覚悟して起動した私が、まさか拍子抜けるとは思わなかった次第。思わず声を上げて笑ってしまう事も多々ありました
必ず購入
100MUSICUS!(非18禁) (OVERDRIVE) (2019-12-20)
沸き起こったのは、只々の追懐と郷愁。夏の暑い中、エアコンもつけず、夢中になって読み進めたキラキラな情景が、本作体験版をプレイして見事甦った次第でした。お前出るのかよ!!とか、ここ過去作のモチーフっぽいね?とか、彼女は今でも頑張ってるんだなあ……とか、思わず某作品小説版のあとがきを思い出してしまう邂逅ですねとか、まあ、そんな戯言。作中で語られた要素に思いを馳せられた時間。でも、決してそれだけじゃない。それのみで終わっていない。花井是清と対馬馨、彼等のような新しいけれど普遍的な人間が出てこそ、瀬戸口廉也氏の作品は真価を発揮するんだなと、思わず唸ってしまったのです。本作をプレイしていた日々は、そんな当たり前の事を改めて当たり前に思えた、幸せな時間でもありました。出会いと言う運命で紡がれた、相反と相似が折り重なる2人の人物像。そんな彼等を含めて作り出された音楽が『ロック』と呼ばれる現代の迷子多産風
多分購入
75みにくいモジカの子 (NitroPlus) (2018-07-27)
ここまで短い体験版と言うのは初めてです。プレイ時間:30分、現時点での新記録。しかし、短いながらも込められたインパクトが凄まじい。主人公の視点で全てが進む本作は、見えている敵を見ない振りのまま過ごすFPSが如し、当然敵にやられまくりです。俯きがちな彼と同じ世界の共有は、ただ只管に絶望の怨嗟を伝えてきます。フランケンシュタインの怪物が性格の良い象徴なら、怪物染みた汚い本性こそ人間の象徴と言えるのかもしれない。だとしたらこれは、なんと人間らしい物語でしょうか。そんな皮肉が浮かんでしまう程、悲哀と悲憤と悲愴に支配された読後感でした。1番欲しかった愛情が、叶わずに歪んでしまう物語、その新世紀が見れる事に期待したいと思います。
必ず購入
90消えた世界と月と少女 (ひよこソフト(2008年~)(株式会社トゥインクルクリエイト)) (2018-03-23)
うん、かなり面白かったです。寝食忘れて夢中でプレイする位に。本作を語るにおいてとにかく1番言及しておきたいのは、グラフィック全般の素晴らしさ。もう超綺麗で、超美麗で、後、超怖い。私はいつも、こういうゲームの際は態と部屋を暗くして雰囲気を作り上げるのですが、見事に成功。途中のCGでは思わずびっくり、喫驚の声を挙げた次第です。良い奴主人公が同じ良い奴等と仲良くなっていく過程を、きちんと描いていってからの落差。そんな正しくホラーの醍醐味と言うのをこの作品は見事に作り上げています。途中展開における過去事件の話やつばめトリック等、某虫が鳴く作品を想起させる要素もありましたが、あくまでそこは本題ではなく、かぐや姫伝説の謎といった部分こそを本筋に組み入れて追及しているので、割り切って読める事でしょう。しかし、見る所によると、本作のジャンルは「和風伝奇ファッションミステリー」との事。ああ、成程。体験版をプ
必ず購入
85夜巡る、ボクらの迷子教室 (SAMOYED SMILE) (2017-11-24)
素晴らしい。導入に少しばかりの入り込みにくさがありましたが、そんな序盤が気にならなくなる程、尻上がりに夢中になっていくストーリー構成だったと思います。全体的に雰囲気が良く、その理由の一端としてあるのは間違いなくBGM。私の好きな曲調の物ばかりであり、空気形成に一役どころか大役を見事担っていて、至極大満足でした。ただ、場面転換に途中が抜けたかと疑問符を浮かべてしまったシーンが1つだけありました。まあ、そこは本番で補完されるやもしれませんし、私が理解出来てない馬鹿なだけかもしれませんので、語るのは詮無き事でしょう。唯一「秘密の共有」をしたあの娘のルートに、主人公の根幹となる問題が大きく絡んでくるのかなあ…と、期待に胸を膨らませつつ、ゲームが届く日を心待ちにしたいと思います。どうか、彼等が望んだ物を私も見つけられますように……
様子見
70癒しの女神の実験台 (しろくまだんご) (2017-09-29)
【ビジュアル】◎【シナリオ】○→△【エロ】○→◎【寸評】厳しい気がする。R18関係は、今までのエロゲーになかった領域を提供してくれそうだが、やはりパイオニアならではの根源的な課題は多い。個人的な感覚ながら、そのままプレイしてもバイノーラル録音が生かされず、エッチシーンでは視覚がとくに邪魔だった。次に、目を遮ってクリックして文章を追ったところ、今度は地の文を読めないという悪循環に陥った。それでも懲りずにオートプレイにしたらしたで、実際に人間同士がやり取りする際の“間”が台無しになってしまった……。音と間(無音、もしくは物音や環境音だけの状態)は極めて重要な関係にあるらしい。ひょっとしたら、エッチシーンだけでも、ボイスドラマを丸々充てたほうがよかったのかもしれない。◆“耳への息吹きかけ&囁き”など、部分的に光るものはあるけれど、読み物としては他の商業作に太刀打ちできそうにないし、癒しボイスとし
--働くオタクの恋愛事情 (あかべぇそふとすりぃ) (2017-03-24)
【ビジュアル】◎【シナリオ】〇【エロ】☆【寸評】体験版でこれほどまでにHシーンを開放した作品は初めてだと思う。この際、恋愛事情ではなく恋愛情事へと名前を変えたほうがいい。むろん期待すべきはエロなのだが、前回作は現代社会人を主人公としてプレイヤーの身近な存在に据えたことで、予想していなかった金言も多かった。意外性も高い一作と言える。
--千の刃濤、桃花染の皇姫 (AUGUST) (2016-09-23)
【ビジュアル】☆☆【シナリオ】☆【エロ】〇【寸評】見紛うことなき大作。個人的には、『大図書館の羊飼い』のような学園ものをもう一作続けてもよかったと思っているが、メーカーがそれをよしとしなかった格好だ。このメーカーに限っては純な学園ものに胡坐をかいても不思議はない。安易に是としなかった前傾姿勢については、十二分に好感が持てる。◆「オーガストらしくない作品」という前評判は、『穢翼のユースティア』のリリース前にも聞こえてきたが、今回もその声量が大きい。洋の東西を問わず、古今の要素や事物を取り入れるだけでは飽き足らず、ジャンルにしても戦記ものに加え学園もの、さらにはアイドルまでチョイスしている。これでは、過積載を疑うのも当然の話である。◆経験豊富な論客達を抑え込むには、戦記ものに潜む学園ものという構図を成立させ、かつ戦記ものとして華々しく着地させる必要がある。間違っても、ライトな学園ものとして校門
必ず購入
60LAMUNATION! -ラムネーション!- (WhitePowder) (2016-06-24)
【ビジュアル】◎【シナリオ】◎→×【エロ】△【寸評】万人向けではないスタイルを差し引いても、多数のユーザーが置いてけぼりを食らうであろう導入に、不安と落胆を隠せない。場面転換、舞台設定、単語の読み方や意味などは全体的に説明不足。句読点の配置はおろか、ひとつひとつの台詞の長さをとっても、いたる所に配慮の無さを滲ませている。◆読み進める中で、炭酸飲料が気持ちよく喉を通るような感覚はしなかった。むしろそれ以前の話で、「自販機の取り出し口に落ちてきた衝撃で半自動的に振られた炭酸飲料を、知らずに開栓した時の感覚」に似ていた。一瞬驚きはしたものの、後に続く言いようのない悲しみを長く味わった。◆人を選ぶパロディとジョークが随所に吹き荒れるぶん、エネルギッシュなのは間違いない。だが問題はその方向性にあり、なにぶん内容を好意的に受け止めにくい作風と言えるだろう。体験版段階で素材を台無しにしている感も強い。◆
必ず購入
--時計台のジャンヌ ~Jeanne à la tour d'horloge~ (Liar-soft(ビジネスパートナー)) (2016-03-25)
プレイしてみた第一の感想は良く調べているな…という感心の一言。歴史物は時代考証がしっかりしていないと根底から破綻するジャンルですが、体験版時点では違和感は感じなかったです。第二次世界大戦の描写は第1章で終わりなのかは気になる所…また私達もよく知る神話に出てくる魔剣や聖剣を何故キャラクター達が使っているのか? これも気になる所ですが、それは体験版以降で解説されるのではないかと期待しています。ミレディなんて怪しげな女も出てきたしね。体験版部分は第1章のみという事で大まかな世界観説明とキャラクター説明、情景描写を少しの展開を交えて説明していた印象。しかし、その表現もくどくなく分かりやすく書いてるなあと感じました。本格的な盛り上がりは2章からだと思うので、安心して予約しようと思います。
様子見
50珊海王の円環 (エウシュリー) (2016-04-28)
【ビジュアル】◎【シナリオ】△【エロ】△【システム】×【雑記】75→50に下方修正して様子見に変更。本当に面白くない。『みんな大好き子づくりばんちょう』のおはじき、『魔導攻殻』のユニットバトル、『空帝戦騎』の砲撃バトルと船強化、『冥色の隷姫』のマップ……これらのごった煮という印象。非常にフラストレーションの溜まるシステムで、この完成度では非常に厳しいと言わざるを得ない。ユニットはじきは児戯にも等しく、指示すら出せないバトルは数回やるだけで退屈。ユニットの三すくみの関係も極めて分かりづらくオートバトルのせいで活用しにくくなっている。また、アホなAIのせいで、時おり理不尽な戦いを強いられるのもストレスフルだ。資源運用においても毎度のごとく「植物」だけが枯渇する有様で、ゲームバランスが著しく不安定に思える。私は体験版をさほどプレイしないが、非常に期待値が高い作品か疑いの目を向けている作品はプレイ
--罪ノ光ランデヴー (minori) (2016-02-26)
【ビジュアル】☆【シナリオ】☆【エロ】◎【雑記】ビジュアルもエロも最高峰。あとはシナリオだけ……というのが、結構な数のエロゲーブランドの課題ではあるのだが、このところのminoriは好調だ。夏ペル以降の立ち直りぶりには、もう脱帽の一言。地を揺るがすような大ヒットはないけれど、どれも安定して“魅せる”“読ませる”“ヌかせる”の三拍子が揃っている。これに加えて演出が抜きんでている(はるおと、efほどの驚きはないが)ため、これまで買って損をしたという経験がない。今回も良さげな雰囲気を強く匂わせている。これは買いだろう。なお、題材となるは児童文学家小川未明の代表作。モチーフとなった童話をどう生かし切るのか……。今はリリースを待つばかりである。それにしてもヒロインみんな、お胸とスタイルの割に軽いなあ……。
--ここから夏のイノセンス! (Clochette) (2015-11-27)
【ビジュアル】◎【シナリオ】△【エロ】◎【雑記】エロは濃いように見えるし、せせなやうさん担当作品としては、おそらく最もエロ方面が充実した作品になることだろう。気になるのは、シナリオを説明に費やす水増し感が拭えていないことだが、プリコレほど冗長と言うわけではなかったのは好印象。設定上多用される性的な小話がスパイスとして作用していて、体験版段階の感触としてはまずまずか。アリカが、エロ・シナリオともにキーパーソンとなりうる。このブランドはドラマCDの聞き映えが安定しているので、本編のテキストも同程度のものを期待したい。ただ、ブランド自体の停滞感も相当強くなっているので、新しい長所を模索する必要があるだろう。この作品では、そのマンネリを打破するのに力不足な気がしてならないので、期待は控えめに。
多分購入
80紙の上の魔法使い (ウグイスカグラ) (2014-12-19)
「魔法の本が開かれたとき、配役になった登場人物はその本に沿うように動かされる」。本作は、萌えゲーのキャラデザだが、決して萌えゲーではない。想像以上にダークな展開もある。キャラクターは、魔法の本の影響で設定が歪むため、あくまで外見上が同じの容器となり下がる傾向にある(しかし、単純に、器に成り下がるわけではないのが、この作品の絶妙な点である)。この作品は、存外珍しく、絵やキャラやエロを排除した、純粋なシナリオの直球勝負だ。この作品が生きるも死ぬも、製品版のシナリオ展開次第。キャラがどんなによかろうと、エロシーンがどんなによかろうと、この作品の絶対的な評価には関係しないだろう。まるで古色迷宮輪舞曲のような本作を、一体どう料理するか、楽しみである。……おかしいな、プレイ途中まではこんなに褒めるつもりはこれっぽっちもなかったんだ。きっと何処かで魔法の本が開き、俺にそう書けと言っているに違いない。
多分購入
80あの晴れわたる空より高く (Chuablesoft) (2014-09-26)
王道系部活青春もの。初心者でもわかりやすい用語解説と説明図で、ロケット部の雰囲気をプレイヤーに伝えてくれる。ひたむきに上へ上へ目指すキャラクターたちの姿勢に胸を熱くするか、自分と見比べて自己嫌悪するかはプレイヤー次第。個人的に凄く応援したいのだが、悲しいかな、ヒロイン達の扱いにくさが鼻につき、合わない人も多そう。特に先輩と後輩は、頭の弱さの言動の数々にイライラさせられる先輩、思わせぶりな態度を取りながらしっかりと保険を確保するしたたかな後輩は、合う合わないがはっきりしてそう。これに付き合えるのは、「うぐぅ」や「がお」や「カナ?」が許せるおっさん世代だと思うし、若手世代の売れ行きは芳しいものとは言えないと思われる。また、個別ルートの分岐点がフォーセクションズの参加種目ということもあり、部活動が正式に認められた後の話は、消化試合というかほとんど語られずに終わりそうで、肩透かしを喰らいそうな予感
必ず購入
--ChuSingura46+1 -忠臣蔵46+1- (インレ) (2013-05-31)
ロングバージョンをプレイ。内容に関しては既に同人版である仮名手本忠臣蔵編をプレイ済みであるので大きな驚きというものはなかったが、やはりボイスが付くと迫力という点で段違いだった。豪華声優陣を起用していることもあり、声から受ける印象も自分のイメージ通りで全く問題なかった。細かい所を見れば討ち入りシーンを初めとする戦闘描写の演出がかなり強化されており、同人版からの更なる進化の後が伺えたのが好印象。システム・グラフィックに関しても十分商業レベルの水準に達していると言える。新規に追加される4章5章のボリューム次第でもあるが、久しぶりに「大作」と呼ばれる作品になるのではないだろうか。同人版で3章までの面白さは既に知っているので、以降の章でもその勢いのままのクオリティであったら自分の中で久しぶりに傑作と呼べる作品になるだろう。発売が本当に楽しみだ。今年一番期待している作品でもあるので、願わくばその期待に
必ず購入
--ハピメア (Purple software) (2013-02-28)
完全にシナリオ勝負の作品になりそう。シナリオに沿ってキャラクターを動かしているような感じで体験版部分ではあまりキャラクターそのものの魅力を感じられなかった。それでもヒロインの夢からの内面理解、有栖の存在、主人公の過去などなど面白い設定や謎が多く見られ、先が気になる体験版であった。アーコロジーシリーズを担当している森崎亮人先生が企画・原案から担当していることもあり、信用買いする予定。体験版のHシーンダイジェストに舞亜だけがなかったことから、彼女のみシーン数が少ないのではないかと邪推してしまう。リバコロも最後固定であったし攻略順に制限が設けられている可能性も高い。システムは『未来ノスタルジア』より更に改良されており文句なし。メニューパレットを自由にいじれるようになったのがかなり大きい。
多分購入
--レミニセンス (てぃ~ぐる) (2013-05-31)
序盤はあまり引かれないなーと思いつつプレイしていたが、気付いたら夢中になって終わらせてしまったあたり面白かったし引き込まれる。このライターはやはり伏線の貼り方が上手い。問題はそれを上手く回収できるかに尽きるのだが・・・。シリアス寄りのためか話の展開はかなりさくさく進み、日常会話の場面は控えめ。日常会話の面白さもこのライターの一つの売りかと思うのでもう少し増えて欲しいと思うが多分基本はこのペースのままで進みそう。(恒例の選択肢ネタなど随所に笑える場面もあったのでこのままでも構わないのだが。)主人公をかっこよく描くことに関してはこれまでの過去作で証明済みであるし特に心配していない。絆の存在など『暁の護衛』シリーズとの関わりも気になるし余程5月が激戦にならない限り購入予定。個人的なことだがマウスホイールでテキスト送りされないのはかなり不便なので製品版では是非改善されていて欲しい。
必ず購入
--LOVESICK PUPPIES -僕らは恋するために生まれてきた- (COSMIC CUTE) (2013-03-22)
体験版と同ライターの過去作であるWLOをプレイして様子見→必ず購入へ。やはり本作のようにすぐ萌えに走るのではなく、過程を重視して恋愛をメインに描いた作品は貴重だしプレイしていて楽しい。ヒロインからあざとさというものを強く感じないのも好印象。良くも悪くも丁寧な描写は今作でも健在。体験版も結構長く、恐らく本編も相当なボリュームと予想される。前作のようなトンデモ設定もないし、ヒロインはみな可愛いと思えたので個人的にはWLOよりも期待できる。演出・システム周りも隙がない。それにしても相変わらずこのライターは良い幼馴染を描く。特に本作は主人公との距離感が絶妙。幼馴染にありがちな最初から好感度MAXの状態ではないが、それでいてこれまで共有してきた時間の長さが感じられる、お互いを理解し合った独特の空気感が非常に心地良い。声優も桐谷華さんだしもう言うことなし。作品テーマで思うことは他の方が書いている内容と
必ず購入
--夏空のペルセウス (minori) (2012-12-21)
出会ってから告白、Hまでの流れが早過ぎるのはちょっとどうなのとは思ったが、その後での展開は先が気になるし楽しみである。体験版は導入部らしくキャラ紹介・日常会話の掛け合いを中心に、やや予想がつくありきたりな内容だったがこれ以降どう話を広げてまとめてくるのか期待。Hシーンもかなりエロいし早い段階からあるということは恐らく全体のシーン数も豊富だと期待しても良いのではないか。演出は安心のminoriクオリティだし流石の一言。ただOPが過去作に比べて手抜きとまではいかなくても力が入っていないのはブランドの苦しい資金事情からなのだろうか…。すぴぱらの続編含めまだまだ頑張って欲しいので応援の意味も込めてもちろん購入。プリコレといいこちらも良い妹ゲーになりそうでその点でも楽しみだ。
必ず購入
--ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。(非18禁) (自転車創業) (2012-11-18)
「ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。」というなんとも挑発的で目を引くタイトル。とは言え自転車創業の最大の魅力であるANOSシステムは、ノベル「ゲーム」として最も斬新なシステムだと思うし、それこそ「枠組みを変える」という偉業を達成するのは自転車創業以外には成し得ないことだと思う。今作ではANOSは遂にウィンドウの枠組みからも飛び出したわけだが…。果たしてどんな仕掛けが今回も待ち受けているのか今からプレイするのが非常に楽しみだ。気になった人は是非体験版を。序盤から色々仕掛けが施されているので斬新に感じるはず。

検索