CROSS†CHANNEL信者。ここ数年は同人ゲームを中心にプレイしています。
ゲーム ブランド クリエイター 音楽 音楽関連商品 ユーザー POV/タグ SQL 職種詳細 クリエイター(すべて) キャラクター 名前 フリガナ
体験版新着コメント
75点 カタネガイ (インテグラル(同人)) (2025-12-31)
体験版プレイ(選択肢無し1本道20~25分くらい、エロなし)。システム面は問題なかったがWin11だとエラーが出てプレイできず、Win10だと普通にプレイできた。超名作と言うわけではなさそうだが買ってみてもいいかもしれないと思った。
80点 Clover Memory's(非18禁) (ALcot) (2050-01-01)
体験版(アルファ体験版)プレイ。プレイ時間は昇(兄)編が約2時間、弟(暁)編が約2時間弱で合計4時間弱。体験版にしてはかなりのボリューム。これが物語序盤らしいので、製品版本編も結構ボリュームはありそう。CFで資金集めている途中(目標額には達成)で、発売は1年半後。現段階では製品版と大きく異なるところがある(CG無し、立ち絵動かない、ボイス無し)みたいでシステム面もやや不便だった。それでもこの時期にアルファ版とはいえ体験版を出すのは凄いと思った。テキストボックスの文字が大きく、テキストそのものも読みやすかった。シナリオ的にも、兄妹や姉妹、家族のつながりを描いていて、ただの萌えゲーではないと思った。それと、ヒナ、七海と攻略できると思われるロリキャラが2名いるのもポイント高い(サンプルCGまだ公開されていないが)。なお、このアルファ体験版の公開はCFが終わる2024/05/31までみたいだ。
体験版単体ですら90点以上を付けられるクオリティ。完成品への期待は高まる一方だ。
「俺は消滅する」と、主人公の結末を体験版ラストで明示してあるのは好印象。恋愛モノで未来のない関係が苦手って人は私自身を含めて結構いると思うのですが、そういう人は体験版段階で逃げられますね。良い配慮です。◆そのうえで体験版についてコメントすると、非常に面白かったです。エロゲでこれだけ笑い倒したのはキサラギGOLD★STAR以来かも。主人公は一般的に見て「イヤなヤツ」だと思うんですが、作品内でこれだけ笑い物にされていると悪印象も起きない。ヒロイン達も全員好きになれました。◆ただ、作品のテーマはどうにも面白く発展しそうな気がしない。天才設定であるはずの有村ロミ(主人公は『秀才』なんでしたっけ?)の言動が全く天才っぽくないのと同様、「サイエンスラブストーリー」であるはずの本作からは全くサイエンスの香りがしてこない。この辺の設定的な薄っぺらさは、体験版のようにコメディをやっているうちは良いのだけれど、シリアスに入ってしまうとその重みに耐えきれなくなりそう。◆いっそサイエンスをかなぐり捨てて、「彗星とか全部主人公の脳内設定でした」とか超展開してくれた方が、少なくとも作品としてのまとまりは良くなる気がしました(まあ何らかの形で『この世界は"現実"ではないかも』的な超展開はあるでしょうけれど)。
65点 鍵を隠したカゴのトリ -Bird in cage hiding the key- (Cabbit) (2020-09-25)
「ミステリー」かつ「館モノ/疑似家族モノ」のように宣伝されている本作は、体験版をプレイする限り「ミステリー」:「館モノ/疑似家族モノ」 = 0.5:9.5くらいの比率になっていた。とても殺人など犯しそうにない勝ち気な少女がなぜ犯行を自供しているのか……という主題については然程触れられることなく、新たな事実や伏線らしきものも殆ど提示されず、緊張感あるスリルやサスペンスに至っては1シーンたりとも存在しない。むしろ館に加わる少女達が抱える生い立ちの重さや心の傷・感情の揺れ動きといった内省的な方向に話はフォーカスしてゆく。◆スリルやサスペンス抜きで「なぜやったのか」を突き詰めてゆくのも確かに「ミステリー」の1ジャンルではあるが、それでも「ミステリーADV」と銘打って現代日本で発売される商業作品としては力足らずに感じる。前作『箱庭ロジック』と比べてすらキャッチーさや引き込み力で劣ると評価せざるを得ない。また、主人公と少女達が同居する理由付けが強引すぎることなど、相変わらず設定のリアリティにも欠け、透子と伊鶴が痴女めいた振る舞いを繰り返すことなど、プレイヤーが目を瞑らなければならない要素も多い。◆しかし昔からのCabbitファンにとっては至高の作品になる可能性も否定できない。キャッチーさを捨てた分だけ御厨みくり氏の芸風は研ぎ澄まされており、表面上は仲良くしている・また仲良くしたい筈の少女達の込み入った感情の描写は彼女達の吐息さえ感じられそう。例えば、主人公を警戒していたはずの みおん が画面いっぱいになるくらい近寄ってきて「私を伊鶴さんと二人っきりにさせないでください」と主人公に囁き掛けるシーンはゾクゾクした。今まさに楽しげに談笑している相手=伊鶴が信用できないと、暗に訴えているのである。両親にネグレクトされ良い子を強いられてきた夜が無課金ソシャゲ廃人となり、そこにささやかな喜びを見いだしている様はいじましくもいじらしい。こうした年頃の少女達が抱えるモヤモヤ感というか幸せになりきれない感じは、過去作より確実に踏み込んで描写されていて、そこにMANYO氏の内観的な音楽とゆき恵・さえき北都氏の乙女チックな絵柄が折り重なって独特の静謐な世界観が生まれている。◆たぶんヒロイン達の悩みは完全には晴れないし、誰かが本当に罪を犯す(ている)可能性さえ否定できない本作だが、彼女達と共有した時間は祈りのように儚くかけがえのない思い出になる……のかもしれない。
30点 LAMUNATION! -ラムネーション!- (WhitePowder) (2016-06-24)
同人時代の作品はなんだかんだで好きだったんだけどな……。端的に言って、これのどこが面白いのかが全く判らない。どうしてこうなった、としか言いようがない。そしてなにげに怖いのが、万が一こんなのが売れたりなんかしちゃった場合には、制作陣(というかけっぽし氏)が益々勘違いしてしまいそうな点。どうやらツイッター民の間では好評らしいのだが、こんなのが流行っている未来なんて見たくない……。というのはやや言い過ぎだとしても、とにかくVAには傘下ブランドのより厳密な監督・管理を願いたい。
100点 こころリスタ! (Q-X) (2015-10-30)
体験版やりましたよー。概ね2時間くらいです。プレイ日記みたいな形式で感想を書いてみます。◆早速OP画面を開くと、環境音チックな音楽。(音声などと比較した相対的なバランスとして)音がやや小さい気がするけど、良い曲だな~と数分聞き惚れる。しかしこれは溝口さんの曲なのかな? 不安になったので公式HP( http://www.q-x.jp/qxwp/cocoro-r/download-2/spec/ )に行くも確認取れず。ついでに脚本:茉森 晶 他(神野マサキ)という記述を見て激しく不安になる。神野マサキさんて速筆な人( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E9%87%8E%E6%AD%A3%E6%A8%B9#.E4.BA.BA.E7.89.A9 )という印象なので、「もしかして、茉森さん書き上げきれず他の方に頼ったのでは……」と度々の延期などを思い出し、いや~んな気持ちに(12/3追記:さちシナリオを書かれましたが、何らかの事情によりほぼ全面的に茉森さんがシナリオを上書きしたようです。つまりほぼ茉森さん単独作品となってました)。OPが環境音ってのも、前作では生ボーカルだったのを思うと、予算不足の陰を感じるかも。システムは必要充分なものが揃っており、それが一画面に纏まっていて使いやすい。テキストを最速に、クリックでも音声継続するように設定でき、自分は満足。◆さてゲーム開始。出だしは、主人公の鬱々とした感じがちょっと煩わしい。これまでの作品はコミュ障を自認しつつも前向きだったので、あれれ、と思う。『幻月のパンドオラ』とか、冒頭の時点で詩乃鈴と超仲良くて、既に幸せそうだったしな。真理歩は可愛い。特に上目遣いジト目のデザインが可愛いと思うが、数日前に公式HPで公開された彼女の画像が、まさかの差分だった( http://www.q-x.jp/qxwp/cocoro-r/character/ )ことを思い出し、更なる不安を喚起させられる。未完成商法じゃないよな? 発売数日後にHP消えたりしないよな? Meteorェ……。エフォルダムェ……。不安は高まってゆく。(12/3追記:現実には『幻月のパンドオラ』の約倍のテキスト量を誇る作品となりました。エロの実用性も上がっていて、素晴らしい出来映えとなっていました)。◆雪音は予想通り詩乃鈴系な妹だった。詩乃鈴は口ではなんだかんだ言いながらも超兄貴にべったり依存してる感じだったけど、雪音はもう少し現実的な兄妹関係に近い距離感。普通に話すしお互い弁えてるけど、ベタベタはしない、的な。◆母ちゃん登場。そのBGMを聞き安心する。うん、これは溝口さんだね。やっぱいい曲つくるわ~(※勘違いの可能性は大いにあります)。しかし母ちゃんキャラは良いが、その演技がややぎこちない感じ。野上さんは大ベテランでエレディーユの演技とかは好みだったので( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E7%A5%9E%E5%A5%88%E3%80%85 )、これは一体どうしたことかと思う。背景は普通にしっかり描かれている。しかしダイニングのテーブルに席が4つしかない。5人家族であるはずなのに! パパがハブられてるのか、星歌がハブられてるのか。「今、台湾でゲームショウやっててね」あれって1月末辺りだったよね? 冒頭で12月半ばって言ってた気がするけど。しかしこの表現、中々に深い。「台湾のゲームショウまで見るほど重度オタなのかよ」とも取れるし、近未来では東京ゲームショウより台湾ゲームショウの方がホットなトピックになっているという、そういう苦い未来図を描いているのかもしれない。◆自室へ。ちょうでけー! ロフト部分も含めると、25畳くらいあるんじゃないかこれ。「まあ、聖域と言っても……雪音が入ってこないようには気をつけなきゃだが」こういう兄妹関係っていいよね。「DNPを使い続けている俺だ」。DNPは『幻月のパンドオラ』時代のハードですが、こころリスタ!の時代は、多分そこから13年くらい経過してるよね。現実のゲームハードの感覚で言うと、今でもまだGBAで遊んでいるような感じか。「バーチャル援交なんてのも昔の話」こころナビ時代だと、バーチャルでギシアンしまくってたしな。「俺たちのスタート地点。『Stresful Angel』」なついw。蘭煌キター! そんな彼女は――「話も上手いし、俺とは違って明るくてコミュ力高め」誰てめえ。「そして、そのラウンダーは……最後に人間と恋をし、自分も人間に……」おや、この世界はルファナルート後なのかな。◆アルファ登場。喋り方すげー可愛い。曲もすげー。そしてルファナみたいなやつというより、エレディーユ的なキャラだと判明する。この辺はテンポ良く世界に引き込んでくれるなあ。さすが茉森さんだと感心する。あと、多分ラウンダーとしての主人公には製品版で声が付くはず。体験版では個別音声設定が見当たらないけど、製品版では付くはず。たぶん。◆星歌登場。ちょっ、いきなりアルファ発見されるのか。星歌の対応が結構オトナとゆーか、こいつどこがコミュ障やねんってレベルで受け答えが豊か。可愛いですのぅ。◆コナツーさん登場。彼女は『こころナビ』のコナさんと≒のようだ。可愛い(いや本当に)。そして徐々に悠斗にもアクセルがかかってゆき、Q-Xお馴染みの前向きエロエロやろーに! とはいえまだ、リアルなんてクソゲ-とか後ろ向きなことを言っており、なかなか現実に対してデレてくれない。◆ラウンダーにも心がある、というお馴染の展開になったのは良いが、舞夢にはあまり惹かれないかも。性格にパンチが足りない。おそらく星歌であろうきらりは結構可愛かった。彼女の登場の流れもライブシーンも演出が適当すぎたけど。◆Evenマートの曲がなんか癖になる……って、この曲こころナビにもあったわー!。そして凜子登場。お姉さんっぽい砕けた態度を取ってきたけれど、接客としてはどうなんだろう。『幻月のパンドオラ』でも、由緒さんが砕けまくってたなー。さておき、複雑な計算式を唐突に降ってきて、答えられない悠斗に「今救急車呼ぶわ」と言いだす衒学的なウザさ、その言い方の冷たさが、すっげー彼女らしかった。声優さん上手いなあ。◆雪音が電話で「むしろセルフ表示には絶対油断しないようにね。もし同じ状況の人がいたら、何されるかわかったもんじゃないんだから」とのこと。彼女もこころリスタ使用者ってことですな。彼女との会話でパパが単身赴任中であることが明らかに。しかも5年も。◆月曜の朝起きる憂鬱さを音楽が表現してて笑ったw 朝起こしてくれる雪音に対する「感謝の気持ちwithイラッと感」とは上手いことを言うw 布団越しフェラとは斬新なw◆お隣さんの幼馴染こと神波さちと正面衝突&パンチラというテンプレ展開。この子のテーマソングは元気そうで良い感じ。彼女のメタボ兄様は体型に似合わず言動も声も爽やかだ。「こう見えて、成績優秀。こう見えて、スポーツ万能。こう見えて、空手でいくつも賞を取るほど格闘センス抜群」なんという高性能メタボ。さちは声が落ち着いているからウザ度が低い。おかしな言動繰り返してるのに可愛いと思えてしまう。◆28歳処女先生の紹介でアルファ登場。やっぱり声いいゲームだなあ。……母以外は。ところで、何気に画面切替がちょっと拘ってる感じ。Q-Xは慢性予算不足だろうに、なんちゅー頑張りだ。◆真名井真理歩先輩と再会。うーむ、この子は黒髪ロングという素晴らしい容姿をお持ちなのに、どうしてこうも残念なのか。そんな彼女に、アルファが性的な話題をじゃんじゃん振って、セクハラ状態に。いいぞアルファもっとやれ!◆その後、アルファがクレープで「美味しい」という感情を知る、ベタだけど超萌える描写。そんなアルファと主人公との姿を見た雪音が、微妙に妹心を覗かせたところで体験版は終了。オマケとして、アルファと今回出番がなかったウレニャが裸立ち絵を披露しました。◆以上プレイしての感想としては、いつものQ-Xだなあという感じで、安心しました。どんどん話を転がしてゆく引き込みの巧さは健在。女の子はちゃんとテンプレを避けつつ可愛い。声優さんの扱いが上手く、音楽も綺麗。それらを支えるテキストや作画も丁寧でハイレベルです。――ただ、例によって万人受けはしないんだろうなあ、とも。今回は何気にQ-X初の、「最初から主人公を好きなキャラ/一目惚れキャラがいない」作品ですが(おまけのやり取りを見るに、もしかしたらウレニャがその枠かもしれないですが)、どの女の子からも、これ以上踏み込めない一線を感じる。妹達も今のところまだ妹感のみで、男女の甘さは殆ど感じない。昨今のエロゲと比較して、かなり糖度控えめという印象です。また例によって説明をガンガン端折るので、「ついていけない」と感じる方も少なくないでしょう。極めつけは、所々で感じる不穏な未完成の空気。Q-Xは、これまでの作品でも重要な部分が欠けており、ああ予算足りなかったんだなあと思わせ続けてきたメーカーですが、果たして今回ばかりは、その程度で済むか未知数です。もっと致命的な欠落があるかもしれないし、ないかもしれない。◆それでもやはり、他にはない特別な面白さをこの作品から感じることができ、やはりQ-Xは別格だと改めて惚れ直しました。ところでこの感想を投稿した時点で、公式サイトが落ちてますね。。。◆……ええ、私は突貫しますとも。例えそれが「誇りある死」であったとしても、看取る覚悟はできてますから。……ええ。◆(ここから追記)実妹ゲーとして見た時、おっそろしく挑戦的なことをやってるなと思いました。上でも少し触れましたが、星歌も雪音も既に自分の世界を確立してて、兄妹の特別感が非常に薄いんですよね。星歌は引き籠もりで何日も顔を合わせない。雪音に至っては同じ学校に通いつつも、登下校も別で学校でも一切顔を合わさない(リアル兄妹ならよくあることでしょうが)。何気に凄いことやってきてます。もっとも、雪音は含みのある言動を繰り返してもいるので、何か内心思うところはあるのかもしれません。キャラ紹介でのインパクトは星歌に押されがちな彼女でしたが、体験版部分では表のメインヒロインアルファに対して、裏のメインヒロインを張っていました。◆『こころナビ』での凜子は、あれで、恋愛感情ではないにしろ、最初から勇太郎を特別扱いしてて、悪態の裏に構ってオーラが見え隠れしてたんですよね(だがそれがいい)。詩乃鈴は最初から文樹が好きで、あれこれ理由を付けては一緒にいようとしてました(だがそれがいい)。今回の妹達は二人とも、構って欲しい的な言動を一切取りません(だがそれもいい)。普通妹キャラって、デレデレしてようがツンツンしてようが、何だかんだで兄を意識してるじゃないですか。言動にどこか「兄は特別」っていう力みが入るじゃないですか。雪音と星歌はそういう力みが見られない。つまり極限まで「リアルな兄妹」に近いところからスタートしてる(しかも充分にヒロインとして魅力的と思わせつつ、ってのがまた凄い)わけで、当然こうした「リアルな兄妹」感は、兄妹で恋愛するにあたって異物でしかない。妹への親愛がリアルに近ければ近いほど、恋愛にとっては障害になるわけです。マジで雪音や星歌と恋愛する図が想像も付かないです。どう転んでも仲の良い兄妹を越えられないんじゃないか? やれるのか? 超展開で誤魔化さずに、ここから恋愛に至る図を描写できるのか? 「リアルな兄妹」感と恋愛感の同居を、エロゲー的な抽象画ではなく、ここまでの解像度で描写できるものなのか? 私も実妹ゲーは結構な数やってきましたが、ちょっと見たこともないハードルの高さに不安になってきます。こんなの誰も跳び越えたことがない。跳び越えようとしたこともない。◆ですが、このハードルをきちんと跳び越えられたなら、実妹ゲーとしては歴史に残る作品になるでしょう。
ごく自然な日常の物語を描くからには、当然、その日常が読者にとっても魅力的である必要が出てくる。そしてこの体験版から判断するなら、その点に関しては心配がいらない。まさか、すかぢの日常描写がここまで面白いとは……。そしてその魅力的な日常に加え、物語としての構成も群を抜いている。第二章の極めて自然な展開の運び方には感心したよ。なんというか、一章と二章を比べるとすかぢのライターとしての成長が伺えるなぁ。とにかく、もう一個くらい予約してもいいかなと思えてしまうような体験版だった。あとはただ、宣言通り、幸福の先を我々に示してほしい。ちなみに、すかぢによると、本編ではJJギブソンの「生態学的視覚論」の影響が色濃く出ている、らしいので興味ある人はこれを読んでおくとより楽しめるだろう。
80点 ヤ・ク・ソ・ク☆ラブハーレム (Chien) (2015-07-24)
WEB体験版終了。プレイ時間は約一時間強で、エロは各ヒロイン一人ずつ本編内でのフェラやパイズリ系と、オマケにのばら&かすみ3P、アイリス&ゆりこ3P、全ヒロインとのハーレムエチを用意。内容としては「日常系萌えゲ+エロハレーム許容シナリオ」って感じかな。昔の日常系萌えゲみたいに、一日の描写ルーチンが予めきまっていて、その反復の中で少しずつ物語を進めていくタイプ。物語と言っても、これまた昔の萌えゲのように「ヒロイン達の過去のヤクソク」によって、ヒロイン達の初期好感度はマックスで最初からエッチ可能な状態であるが、昔の萌えゲと違うのはそこで「でもたった一人のヒロインを選ばなきゃ逝けない」っていう縛りは無いところ。ヒロイン達はそれぞれ独占欲の強かったり、またハーレムを許容しそうなキャラとかいろいろいるけど、シナリオの作りとしては「主人公が一人を選んでも、または全員を選んでも良いような」雰囲気作りや伏線はちゃんと張られていて、無理矢理な展開でハーレムを正当するような「オマケハーレムシナリオ」に成らなそうなところは結構期待出来るかもしれない。
85点 らぶらぶ♥プリンセス ~お姫さまがいっぱい! もっとエッチなハーレム生活!!~ (POISONエクスタシー(ぱじゃまエクスタシー)) (2015-07-31)
web体験版終了。ちょい変則的な形の体験版構成で、第一話全?収録と「全ヒロイン紹介」みたいな体験版オリジナルイベントが収録されており、全部合わせて約一時間くらいの分量。エチシーンはマリーだけが2回(第一話+キャラ紹介)で、その他ヒロインは全部ヒロイン紹介のかなかで一回ずつですね。基本的には第一話しか見られない状況なので、正直これだけでどーこー言えるレベルではないんだけど、ただ、ぱじゃまEXのハーレムゲーとしては最高傑作になりそうな掴みはありますねー。主人公のキャラと目的と、ヒロインのキャラと目的がハーレムという物語環境に上手く調和してる。主人公は基本的には「エロハーレム以外」は普通のイケメン君設定であり、ヒロイン達に対しても「ハーレム以外」のところでは恋愛ゲー的に接するので、ヒロインとのエロ導入がバカ抜きゲ的オンリーだけにならないところが良い。またヒロイン達も、主人公のハーレムに好意的なヒロイン、自分が第一夫人を狙っているヒロイン等々「ハーレム設定」と「ヒロイン恋愛」と「エロ」が上手く絡んでいて、例えばアナスターシャならハーレムでも何でもエロに積極的なのに、マリーは常識的にハーレムに反対してるだけかと思いきや、エッチが進むと結局は最後に自分だけ中だし孕ませピースサインエッチをしたいだけという安定のチョロ展開を見せてくれたりと、ハーレム環境を上手く生かしたエロシナリオ作りが期待出来そうな作品だ。
90点 イブニクル (ALICESOFT) (2015-04-24)
久しぶりのアリス良作の予感。RPGとしては基本ヌルゲーでアイテム消費でターン消費しないので、どんな下手な人でも回復アイテム使えばオマケボス以外は倒せる難易度だと思う。なんでこの作品はRPGゲーム性を楽しむつーよりも「RPGのゲーム性を使って物語体験を味わう作品」とでも言えて、その物語体験こそが「たくさんの嫁とともにハーレム雰囲気のなかで世界を歩きまわってイチャイチャする」ことだと思う。いや一夫多妻制を前提としたハーレム描写も素晴らしいのですが、MAP上イベンントの複数の嫁との会話もよくてねぇ。ヒロイン達と世界を旅する楽しさを味わえる、今までありそうで無かったエロRPGとして期待したい。
--点 ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない Vol.1 (SEACOXX(同人)) (2015-02-20)
体験版終了&原作更新分まで読了。娯楽性がとても高く、頭を使って読む必要はほとんどない。始めこそ地の文章の拙さが鼻についたがそれには直ぐに慣れる。なろう系ではお馴染みの主人公チートだが、一方で『さすおに』調の礼賛は控えめ。体験版で既に片鱗を見せ、原作どおりに進むなら更にその傾向が深まるはずだが、主人公は正邪入り混じった矛盾だらけの言動を見せる。一貫した偽悪者ではないし、もちろん根っからのクズでもない。それは人間臭さとは真逆でむしろ、人として大事な何かが決定的に欠落している風だ。低俗な幼稚性と捉えるべきか、止むを得ない裏の事情を察して彼に同情するべきなのか、現段階では私には判断がつけられない。
--点 サノバウィッチ (ゆずソフト) (2015-02-27)
コメディ成分過多のラブコメ。ヒロインはタイプの異なる残念系を取り揃え、男が知れば幻滅しそうな女子の本音や習慣をネタに多用し、終始一貫して笑いを取りに来ている感じ。そのうち親友キャラの海道あたりが「その幻想をぶち壊す!」等と叫び出しそうな雰囲気だ。相対的に萌え分は控えめ。体験版パートは飽きずにたいへん楽しく読めたが……厳密にはこれはキャラゲーとは言えないだろうよ。「ゆずソフトはかくあるべし」「キャラゲーとはかくあるべし」みたいな、ガチガチの偏見を以ってこの作品に臨む方にはきっと地雷だろう。が、先入観を捨ててプレイすれば、意外とこれは良作なのかもしれない。私は前作天色よりもこちらの方が好きだ。
--点 相州戦神館學園 万仙陣 (light) (2015-04-24)
前作が肌に合えば間違いなく買い。同じくらい熱くて、同じくらい読ませる。緋衣南天からは某アナザーブラッドに近い印象を受ける。どうして某ユカじゃないのかって?トリックスターさんが裏で糸引いてるに決まってるじゃないですかー。序盤に悪落ち&人格破綻をアピール、後に彼女があんな風になってしまった相応の背景を描いて、クライマックスで世良弟あたりが愛の力で救済、直後に例の黒い人が・・・というのが、この手の厨二バトルの様式美だろうね。
--点 月に寄りそう乙女の作法2 (Navel) (2014-12-19)
二代目小倉朝陽は月の従属を嫌った。皆に愛を与える太陽になりたがった。だけど本当は、身体的ハンデを持つ彼こそが誰よりも、陽の光を欲する月の属性を帯びている。某漫画の主人公の決め台詞じゃないけど、エンディングまでの道筋が見えたような気がする。体験版の完成度はユーザーの要求に足る素晴らしいものだったが、多くの方が指摘されてるように、西又担当ヒロインに魅力が感じられないのが大きな不安要素だ。
80点 箱庭ロジック (Cabbit) (2014-10-31)
つかみどころがない、というのが体験版をプレイしての率直な感想。前作『キミへ贈る、ソラの花』のように、「死生観」という、誰にとっても無視できないテーマを扱って心に染みる物語を目指しているわけではなさそう。さりとて、主人公に近しい人間が事件に巻き込まれるような緊迫感を煽る展開も皆無で、B級的な面白さに訴求しているわけでもない。何がやりたいのか正直よくわからない。◆しかし、つまらなかったかというとそうでもなく、霧架や瑚子とイチャイチャデートしながら街や学園の理解を深めていくという、ただそれだけの内容が意外と楽しかった。というのも、派手さはないながらも、「ん」とプレイヤーを思わせるような違和感や引っかかりを作中大量に用意しておき、主人公もちゃんとそれに引っかかりを覚えて違和感を解消しようと努めてくれるので、自分が謎を解いているような感覚に浸れるからだと(少なくとも私というプレイヤーは)思う。名探偵や超高校生級といったスーパーマンではなく、プレイヤーの映し身のような等身大の主人公が、普通の歩みで謎を追っていく――そんな展開の行く末を知りたいと、素直に思えるような体験版だった。
--点 もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG 前章 (とろとろレジスタンス(同人)) (2015-03-14)
体験版では触り程度な部分しか出来ないけど、何この超大作臭。ちゃんと完成するのか不安になるレベル。色々面倒くさそうな予感もしますが、個人的に一番楽しみな作品。時間をかけてきちんと仕上げて欲しいです。
--点 FLOWERS -Le volume sur printemps-(春篇)(非18禁) (Innocent Grey) (2014-04-18)
杉菜水姫と百合の親和性。この一言に尽きる
--点 ハロー・レディ! (暁WORKS) (2014-03-28)
更に角が取れてすんなり呑み下せるようになったテキスト。キャラは生気溌剌。矢継ぎ早にイベントを起こしてプレイヤーを飽きさせないシナリオフローにほとんど不満はないが、あえてダメ出しすると、伏線を余分に盛り込みすぎた序盤は読んでて少し雑味があったかな、と。
--点 相州戦神館學園 八命陣 (light) (2014-02-28)
2種の体験版合わせての感想。構成にまるで無駄がない。厨ニジャンルでは頭ひとつ抜きん出た文才。邪魔にならない程度に抑えられた演出もなかなか魅せてくれる。想いの強さが当人の戦闘力に反映される仕組みは神座万象シリーズと同様。ほとんど狂気と云っていいレベルの、微塵も揺るがぬ「思い込み」を掲げたボスキャラ達と覇を競う様が見どころになるのか。つまり、素材を変えただけで話の骨子は旧来の正田作品とほとんど同じもの。
発表当時は味の薄い作品になるのではと懸念していたが、のっけから日野節全開で取り敢えずは安心した。安心したというか、憲yukiさんの言うとおり、いろいろとすげえ体験版だったな…これなら漸くるい智を越えられるかもしれないと素直に思った。コミュの後半は個人的にちょっと失速気味に感じたので、最後までこの勢いを維持できるかがポイントだと思う。兎にも角にも作品の魅力を如実に伝える体験版で、このチームの前作のファンとしては購入意欲を十二分に擽られた。因みに、去年のるい智ノベライズ版の方でも「黄泉瀬」という姓を持っている人物が登場するので、読んでおけば予備知識程度にはなる…かどうか知らないが、あれは内容自体も大変面白くて、どちらにせよ日野氏のファンにはオススメの一品だな。
--点 放課後の不適格者 (Nostalgic Chord) (2014-05-30)
愉悦部推奨。冒頭からの夕顔のナレーションは本作に品の良い雰囲気を与えるが、そこに浸ってしまうと体験版終盤の急展開に愕然とすることに。どういった層をターゲットに想定しているのか正直理解に苦しむところ。メインヒロインは初恋相手の逆転フラグを立てたあの娘だろうが、方々に伏線散らしてあれだけお膳立てされて、舞台降板したままフェードアウトというのも考えにくい。救済措置はあると見ている。「誰と踊っても構わない。誰に笑いかけても構わない。けれど最後のダンスだけは、わたしの為に」
80点 妹のおかげでモテすぎてヤバい。 (Hulotte) (2013-11-29)
9割5分聞いて7話途中?で2時間強+5人のエロダイジェスト(CG1枚分ずつ。3回目以降っぽいキャラも)。音声設定で10分は堪能した。かわいい楽しい。セーブ箇所900に機能も揃ってる。BGVは一枚につき序盤、終盤用で計2-3種類(20秒くらいずつ)かな? クラスメイトといったモブが全然出ないなど世界は狭い。ヒロインを振る(構成はムカデゲーム型)心苦しさを除けば、不快なキャラ・言動もない(共学化初年度なのに波風ゼロなど)、超絶優しい幸せ空間に包まれた萌えゲーになる気色。 遥そらが妹役をやっているけど、年下+丁寧語+大人しめ+包容力ある家族愛の破壊力が異常ですわい。焼きもちといった恋愛感情は、理性が優っているのかまだ男ではなく兄なのか、特に表に出ていない。(スタッフブログによるとグランドエンド的存在だそうな。)さっぱりとした友だちポジの舞奈も最高。 術によって一ヶ月間「モテ期」になり他を振りつつ本命を目指すシナリオ上、恋人までの過程は短いが、その分イチャラブでカバーしてくれるはず。きっと。が、無駄を省いてキャラに集中しているにも拘わらず会話不足等ボリュームへの不安を感じさせるものだったのが一番のネック。
--点 HHG 女神の終焉 (ういんどみる) (2013-11-29)
リメイクや完全新作ではなく明らかに続編。事前に前作をプレイされることをお勧めする。邪気眼厨二病をこじらせた残念なイケメンと愉快な仲間たちの織りなすスチャラカ劇。前作のB級ノリは正しく継承されており安心感もある。良くも悪くも、ファンの予想/期待に忠実に沿ったものが仕上がってくる予感がある。前作で、というかここ数年のういんどみる系列作でよく見られた漫符演出(キャラが何かに気づいたり驚いたり慌てたりする際に顔の斜め上にピコンと表示される記号的なアレ)は、今回何故か用いられなくなった。
--点 カルマルカ*サークル (SAGA PLANETS) (2013-09-27)
OHPのキャラ紹介を見て「七つの大罪の内憤怒と傲慢が欠けてるなぁ」等と思案していたら、体験版プレイ開始たった30秒でその一つが判別できてしまう。つまり隠す気ゼロな訳で、そこから魔可に関するあれこれや、儀式の秘密や、理事長の思惑といったシリアス要素は総じて軽い扱いになるんじゃないかと予想できる。ガチなストーリー展開を期待すると肩すかしを食らいそうだが、サガプラの客層を考えればその作風は商業的に正しい。書記の子と最初に噂話してた匿名女子と、リサイクルショップのお姉さんのCVが一緒なのは伏線…だといいなぁ。現時点では妄想。
76点 ココロ@ファンクション! (PULLTOP) (2013-10-25)
6-7割ほど聞いて3時間。SFにおける演出過剰はありだなと。メインCV遥そらが当たりキャラとしか思えない。「演技」も素もかわいい。 曲がりなりにも生徒会長として信頼をあつめ、並程度には機微を解すし突飛なものごとにも順応性のある主人公が、自分の「心の声」が漏れている現象にあまりに無頓着なのには違和感を覚えたり、ヒロインの感情の動きで納得いき難い部分もあったが、一気にやってしまうくらいには楽しかった。まあ(学園の底辺から、超能力を授けるアプリ解明へと立ち上がる)舞台が整ってから(=体験版終わりから)が本番なんでしょう。双子outで副会長inしてほしい…。というか双子はヒロインなのに存在感なさすぎて不遇。
ザックリやって2時間。FFXみたいに主人公の回想形式キター!と思ったら、ナレーション全く入らないし一本道ってわけでもないみたい(もしかしたら『車輪』形式かもしれないが)だし、がっかりです。悪役は崇拝されるシーンが薄くて島民の態度に引っかかる部分もあるが、しっかりクズで権力者なのがいい。がんじがらめにされてるヒロイン視点も多いから、逆らえないという圧迫感が真に迫っているのもGood。だからこそ主人公視点との対比が活きてくる。 ただ、主人公→ヒロインへの恋愛はおざなりになりそうなのと、取り戻すべき「日常」における仲間が集うのはかなり遅いのだろうか。いすかだけ特別ならそれでいいけど、接点薄いし体験版だと1章1ヒロインって感じで進んでる。あとテキストは少し削ったほうがメリハリでるなあと。
7割ほど聞いて1時間強。あのキャラデザの杏がメインじゃないのはおかしい。主人公ははつゆき系で、「憤怒」による事件?からか人を遠ざけていたが、やれやれとヒロイン'sと関わっていくお馴染みのパターン。七つの大罪がテーマで、それを消す儀式が七夕。体験版ですでに7月に入るけど、すんなり行かず二転三転しそうな流れ。立ち位置が主人公に近く、理知的なところも垣間見せた晴がヒロインとしてもいい働きしそう。
80点 恋×恋=∞ ~恋する乙女にできること~ (PeasSoft) (2013-09-27)
何故か本編体験版よりも先にエロシーン体験版を出すという謎の行動。まぁその内容は菜穂と彩音と渚の処女喪失シーン(菜穂だけは二回目以降のエロシーンもあり)が収められています。こういう「処女喪失だけのエロシーン体験版」というのは、個人的にはあまり好きじゃなくって、処女喪失シーンはちゃんと作内の流れに載ったうえで見たいという話もあるんですが、処女喪失シーンじゃ「エロシーンが自分に合うか合わないか」の判断ができないんですよね。どの作品も処女喪失シーンだけはそれなりに気合いを入れて書くものだし、処女喪失シーンだけでは二回目以降のエロの傾向はよくわからないし……と普段は思っていたんですが、今回は思わぬ伏兵がっ! なんかね、この「渚」という義妹の中の人の艶技がスゲぇ良いんですよ。「木村りか」って新人さんか覆面さんか僕は知らないですけど、これがこの義妹ちゃんの処女喪失シーンに絶妙に嵌まっているだけじゃなくって、処女喪失シーンならではのエロさすらも醸し出している。エロ体験版だけで判断するのもアレなんですが、この渚ちゃんはまぁ萌えゲ基準では爽やかデレ妹って感じで、テキスト上では節度を保ちながらも素直に好意をアピールする妹キャラだと思われるのに、なーんか声が微妙に「ちょい病み」って感じなんですよね。近い例を上げればあけるりの麻衣と似ていて、いえ表の性格はたぶん結構異なっていると思うんですが、エロシーンになるとだんだんちょい病み気味になって、しがみつくような低い声でお兄ちゃんを必死さを一生懸命押し殺しながらも求めるような湿っぽいエロ艶技が麻衣と近いかなーと。いやぁ、この渚のエロシーンだけでもう購入確定してしまいましたから、本編がどーだとか他キャラはどーだみたいな話はさっぱりわからんのですけど、「義妹ならではの背徳エロ」を久しぶりに味わってみたい人は、このエロ体験版を騙されたと思ってやってみるのはどうでしょうか。
--点 乙女理論とその周辺 -Ecole de Paris- (Navel) (2013-07-26)
説明口調が多く頁毎のテキスト量もあって、人によっては前作よりとっつきにくいかもしれない。セレブもの特有の雰囲気の良さは、前作から継承はされたが少しばかり落ちたかも。体験版ラストの引きは題材の割に大仰過ぎて微萎え。伏線と言っていいのか、(真心や従兄や隣人等)キャラの裏側を本気で隠す素振りもなくゆる~く透かしてるので何となく先の展開は予想がつく。ネガティブなことばかり書いたが概ね出来は良い。こういった娯楽性の高いものは変に奇を衒わずストレートに攻めた方が面白くなる。このまま昇華させてくれれば良い。
『ラブラブル ~lover able~』よりも『らぶでれーしょん!』に近い感じ。クラスで「恋がしたいぜー!」とか叫んじゃうアホ主人公が持ち前の行動力と強運で女をコマしていくぜ~ってなゲーム。◆体験版はムービーが流れるまでのOP+各ヒロインと「友達」状態であるときのイベントをチョイ見せ+各ヒロインと「恋人」状態であるときのイベントをチョイ見せ+各ヒロインとのエッチシーンをチョイ見せといった構成。◆【陽茉莉】金田一の美雪よろしく、90年代に正統派だったタイプのヒロイン。が、私はリアルでこういう性格の子と物凄く相性が悪いのでエロゲでも好きになれないのであった。まー疎遠だった理由は「あるある」感があったかも。【理奈】何が友達から恋人へだよ! お前らさっさと爆発しちゃえばいいよ! 自称「友達」な半嫁ヒロインに君は耐えられるか!? いや、マジでこの子と主人公は冒頭から仲良すぎだっつーの。あまりの甘さにプレイしてて鬱になる危険性極大。【ゆずゆ】前作『ラブラブル ~lover able~』に登場した美冬のマイナーチェンジのようなキャラ。冒頭で既に主人公と擬似恋人状態を体験しているというのがミソ。お互い素直になれば相性がよく、甘い時間が過ごせるという共通認識を抱えながら意地を張り続ける主人公とゆずゆにニヤニヤ。【岬】体験版をプレイする限り、この子は正直捨てキャラなんじゃないかと思えるくらいに不遇。CLANNADのことみみたいなキャラだが、シナリオが他の3人と比べて明らかに見劣りする。学園のアイドルで周りが理不尽に主人公との逢瀬をブロックするーみたいなシナリオは基本的に面白いと思えないんだよなー。この子の声優さんはエロスケで調べた限りエロゲ声優初仕事のようなので、応援したいです。
75点 グリムガーデンの少女 -witch in gleamgarden- (COSMIC CUTE) (2013-07-26)
3割ほど聞いて2時間強。ver2.0ではメイン4人のエロ追加。白雪かわいい。gleamって圧迫感ある希望、一縷の望みって感じがいい。個の救済を超えて「魔女」=啓示(OPタイトル:revelation)を受けた新人類とかまで話が広がったらなぁ…と思ったり。恐れ/畏れられる異人。 絵はムラが大きい。シリアスも日常もそれぞれで。BGMはメーカー前作より全体的に向上してる。テキストは読みやすいが、シリアス場面におけるヒロインはもう少し感情・拒絶などを劇化して欲しかった。千歳はいいが桜子は物足りない。 体術に優れ思い切りの良さ・予測力のある主人公は、察しが悪くさせられてる感も。それがプライベートな感情に限られていればまだわかるんだが。あと「魔女」の少女達と一般人である主人公との隔絶は薄めで終わるのか?
75点 ギャングスタ・リパブリカ (WHITESOFT) (2013-07-26)
6割ほど聞いて4時間強。2周目ラストでシーン変更あり。『悪』=「人がそうしたいと思うのとは違うやり方で、人がそうなりたいと思うことを実現すること」と言う主人公:叶。その中身が善行(=なされた当人が快い行為、公益への奉仕:res publica)であることには自覚的であるが、繕ってることへの態度がまちまち(常識的反発、黙認、追従、放任?…)なのと、叶すら『悪』と悪(例えば禊加入工作)をごっちゃにしていることが気になる。「救世主」たらんとする禊は、(宮本から疑念も受ける)独裁的エリート主義なのだが、「仲間(対こおりは顕著)」に反して叶しか同レベルと認識していないっぽいのにまた、概念・感情の不明瞭さを感じる。あとは「天気“預”報」が人力を越えたものだと、禊が上位存在から預かり、叶が対立する…はねーか。 BGMは神秘性ダウンして日常性アップって感じ。
80点 せんすいぶ! (Escu:de) (2013-06-28)
eb体験版やりましたよー。プロローグ部分と各キャラのエロめ&イベントを収録していて、エチシーンは「みと」と「莉子々」のを収録。全部合わせて一時間半くらいかな。ゲームパートも体験できるんだけど、最序盤の育成パートとイベントバトルシーンしか出来ないから、正直この時点でおもしろいかどうかは何とも言えませんね。過去の実績から言えば、この手のゲーム性でエスクードはあんま外したことがないんで、駄作にはならないだろうと思うけれども。物語のほうは「主人公が男だから」と言う理由で引退を余儀なくされて屈託を抱えた主人公が少女たちの眩しい姿を見て自分の夢を取り戻す……といったタイプのちょい変わったしかし基本はベタベタの王道スポ根モノ。まぁこのお約束はきちんと押さえているので、ライターに根気があって「俺たちの夢は始まったばかりだ!」展開にならなきゃけっこう楽しめるとはおもうん……だけど、キャラ紹介みているとライバルキャラが微妙に少なく、スラムダンクで言えば翔陽高校戦あたりで最終回になりそうな悪寒も少々。エスクード久しぶりの真面目っぽい作品ってことで普段だったら特攻確実なんだが、6月には他に候補作がたくさんあるので南無南無悩む
90点 ノスフェラトゥのオモチャ☆彡 (ICHIGO Fizz) (2013-06-28)
web体験版1やりましたよー。ちょい長めの体験版で、たぶん全共通ルートを収録。エチシーンはミーシャと淡雪の初エチシーンを前述の共通ルートの中に収録。全部合わせて二時間半ぐらいかな。こちらも僕にとっては「本編やらなきゃわからないなぁ」と思わせてしまう難物だった。まず思っていたよりも世界観描写が綺麗だったことはめっけもの。「夜だけしか人間が活動できない世界」っていうのはエロゲでも一年に2~3回くらいは出てくる内容だけど、演出的には昼と夜の背景絵をひっくり返しただけに終わっていることが多いのだ。これは、まぁ「月姫」レベルとまでは言わなくても、妙にエロい吸血鬼たちが徘徊するちょい淫靡で艶めかしいとろっした夜の世界がそこそこ表現できているとおもう。夜の女学園っただけでなんか普通にエロい感じがしませんか? でも、問題はそこらへんのエロさをエロシーンで表現できるかどーかなんだよねぇ。体験版のエロシーンは初回だからあんまアテにならないし、何よりも主人公に吸血鬼耐性がついてしまったんだから、本編以降は普通の和姦ゲーになりそうな悪寒がつおく、誘惑スキーとしてはちょい厳しい。とはいっても、この手の作品は情報が集まりが未だに弱いので自分で買って確かめるしかないのかなぁ。
90点 サンタフル☆サマー (Galette) (2013-06-28)
web体験版1やりましたよー。わりと長めの体験版で、たぶん全共通ルートと初花と実結の個別ルートを初エチに至るまで収録。エチシーンはその初花と実結の処女喪失シーンの二つで、全部合わせて三時間ちょいくらいかな。うーむ、良くも悪くも「本編の内容次第だなぁ」と思ってしまう体験版だった。というのも、初花と実結のエチシーンに至るまでの流れがちょい早すぎるからで、その先の物語も話を引っ張れそうに無いものだから、本編もこのままトントン調子で話が進むだけのアッサリゲーになってしまうかもという危惧があるからだ。「わはー」に代表されるようなストーリーなんか糞食らえのシナリオをやるならそれはそれで良いし、たぶんサブっぽい姉妹とクレイニアのシナリオはそういう感じかもしれないけど、体験版にはそこらへんはわからなかったからなぁ。まぁヒロインのロリっぽさはCG・テキスト含め良い感じなので、大きく期待から外れることはないと思うけれども。
90点 みずカノ! 水着の彼女とHしよっ (Etoiles) (2013-07-26)
web体験版1やりましたよー。たぶんプロローグ部分または個別選択の入り口までを収録していて、エチシーンはなし。全部合わせて一時間ちょいの短め体験版。あのぅ、纏めてやった体験版のなかでこれがいちばん楽しかった僕の感性はなんかズレているんですかね。確かに物語も最初から基本的に「女の子に水着をモニターして貰っているうちに仲良くなる」以上の何者も無さそうだし、テキストも別にそれほどおもしろい物でもない。だけどバカな妹とバカな会話を繰り返していて、ちょろツンデレの幼馴染みとエロ後輩が主人公を巡って不毛な喧嘩を繰り返すテンプレシチュエーションと、地球上温暖化の所為で人類のほとんどが水着で生活しているという変な世界観が妙にマッチしているんだなこれが。所謂フック系列のまったりゲーだと思うんだけれども、7月には同種の作品は無さそうだし、熱くてやる気のない夏にぬるいクーラーの部屋でへらへら萌えながらやる分にはちょうどいいかも。
80点 3人いる! ~Happy Wedding in Livingroom~ (riffraff) (2013-07-26)
web&ハーレム体験版やりましたよー。前者はたぶん共通ルートの全部を収録していて、選択肢によって全ヒロインとの処女喪失シーンを見ることができる。ハーレムの方はハーレムエロシーンをひとつ収録。ふたつ合わせて三時間くらいでしょうか。これ、同好の誘惑スキーを名乗る方からメールで勧められたんですけど、こういう時くらいエロゲレビューをやってて良かったなぁと思えることはありませんな。ぶっちゃけシカト気味だったこの作品が一気に購入確定くらいまでは逝きました。まず何気にテキストがよろしい。物語としては三人の嫁さんを貰った主人公が共同生活を始める内容で、基本的にはその家庭内の四人の会話が中心になるんですけど、これが家庭内の細々とした雑事を語りながらもテンポの良い会話と絶妙なキャラの絡ませかたで全ヒロインの特徴を四人の会話のなかでちゃんと語っている。エロシーンもキャラの特徴が良く出ていて、レイリは何故か初っ端から淫乱モードで、凪沙は普通の年下幼馴染みモードだけど、しかし鈴芽は最初からどSの誘惑お嬢さまキャラと個人的には体験版だけでも大満足すぎる内容ですた。まぁ体験版以降がスカスカになりそうな悪寒も多少ありますが、ノスフェラトウがスカった時の鉄板作品として押さえておきたいところですよ。
90点 フレラバ ~Friend to Lover~ (SMEE) (2013-06-28)
web体験版やりましたよー。プロローグ部分と各キャラの個別イベント集を収録していて、エチシーンはその個別イベント集に全メインヒロインのを収録。全部合わせて二時間ちょいくらいでしょうか。個別イベントの切り取り方の問題かもしれないけれども、思っていたものとは微妙に異なる感触で、なんかわりと正統的な青春恋愛ものに思えてしまった。親同士の付き合いは続いているのに、子供たちは自然に距離が空いている幼馴染みでかーちゃん達が決まってうぜぇみたいな気まずさのリアリティが そこかしこに描写されていて、人によってこの感慨は異なるんだろうが、僕としては二次元に青春を捧げた自分の判断は間違っていなかったと逆に自信がついたほどだ。まぁもちろんこれらは全部「友達までの距離」を語るために狙って作っているもので、 そういう意味では大変よくできているとおもう。良い意味で本編の内容が予想の付かなくなった体験版で、久しぶりにドキドキしながらエロゲを楽しめそうだ。
75点 ナマイキデレーション (まどそふと) (2013-07-26)
テキストが軽妙で会話が面白く、プレイしていてたびたび吹いてしまった。主人公がいいツッコミをするしサブキャラもいい味出してる(特に先生)。展開自体は普通の学園萌えゲー的な導入ですが、笑えて面白いので飽きずに読めそうで、好印象でした。ただ、ヒロイン達はそんなにナマイキって感じはしませんでしたけどね。それよりもむしろ、見てて面白い子たちだなあ、という印象でした。ちなみに体験版は冒頭部分だけで短かったですけど、キャラクターの魅力はしっかり描かれてるので、参考になる体験版ではあると思います。 ※追記 なんか久々に公式見たらシナリオライターの人数が増えていて嫌な予感がしてきた。攻略キャラ4人に対してライター5人は多いなあ……これでは体験版ぐらいの面白さが最後まで持続することが保証されない
--点 ギャングスタ・リパブリカ (WHITESOFT) (2013-07-26)
物理の授業でティティウス-ボーデの法則などという眉唾なものを教えてるところで訝しみ、直後"ハイゼンベルク-ディラックの「ゾディアック数論」 "に小一時間腹を抱え、"天気預報"の表現が出たところで確信した(そもそもフクロウがしゃべる時点であれだったのだが)が、これは「変な世界の変な人らの変な物語」である。SFである。これではティティウス-ボーデのところにあった式の誤りが本当に誤りかどうかも分からない。そんな風に世界も特殊なら、テーマも「悪」などと特殊である。その意味するところはなんとなくつかめてきたが、これからどう掘り下げられていくのか、過去作を知っていても予想がつかなくて面白い。あと『猫撫ディストーション』の柚はやっぱ元長な気がするなあと思いました。まる。
--点 なつくもゆるる (すみっこソフト) (2013-06-28)
スタッフの同人時代の作品のそらちゃの様でもあり、クロスチャンネルの様でもある。とりあえず主要登場キャラの群青色が気になった。第1次大戦はウイルスに関するフラグか?(スペインかぜを想起させる)と思ったが流石に深読みし過ぎで的外れだったようだ。表情がゆずソフトばりにくるくる切り替わるのはポイント高し
80点 らぶおぶ恋愛皇帝 of LOVE! (HARUKAZE) (2013-05-31)
体験版1やりましたよー。2時間ぐらいのちょい長めの体験版で、エロはルキナとエリカとイサミの3シーンを収録(エリカだけは初回?)。うん、面白かった部分と不安な部分が丁度半分くらいに分かれるっていう意味では、理想的な体験版でした。面白かった部分というのは、まぁもちろんルキナの誰得ヒロインっぷりが遠慮無く発揮されていて普通に可愛くないところとか、男の娘ファッションをした普通の男キャラの気持ちの悪さといった、作品全体をおおうアナーキなギャグ感覚もあるんだけど、 基本的には真面目な作品なんだろうね。どのキャラも基本的に饒舌が故に言葉がもつれたり飛躍したりするところからギャグが発生するわけだけど、そういう日常描写のギャグがキャラの内面との絶妙にシンクロしながらシナリオが進んでいくような展開だと思うのだ。体験版のエリカシナリオはその点結構上手くいっていて、あんがい「シナリオ重視系」の人が楽しみそうな作品になるかもしれない。不安だったのは、体験版にもその兆候があるけど、この手の饒舌な書き手は、どうもどのキャラも「いろいろと表層は違うけど、でもどのキャラも饒舌気味だよなぁ」って感じで、キャラの書き分けというか発話構造のかき分けが弱く、感覚的に言えばどのキャラも同じ声優さんがなないろの声を使い分けているだけっていうように感じてしまうところか。最初は「ライターの個性があって良い」とか思うんだけど、三周目あたりからは結構ウンザリしちゃうこともあるわけで。まぁそれが弱点になるか美点になるかは、最終的にはその作品の内容によって決まるわけだけれども、マンコたんが復活することを切に願いつつ発売を待ちたいところ。
80点 ゆめこい ~夢見る魔法少女と恋の呪文~ (Parasol) (2013-05-31)
web体験版やりましたよー。基本的には共通ルートの前半または殆どが収められており、3時間ちょいと長めの体験版であります。エロシーンは途中に全ヒロインのおなぬーシーンが魔法ハプニングエロで発生(追記。修正パッチでくるみと胡桃のエロシーン追加。胡桃は処女喪失シーン)。うん。今度はわりとイケルような気がしましたよ。途中にジャイアンを疑わせる変身ソングが流れたときは正直「ついに俺の感性も時代遅れになったのか……」と脱毛しましたが、途中でちゃんとアレは物語内の基本設定だということがわかってひと安心。この例からわかるように(?)、今回は色々な意味で安定していますね。エロの導入も物語とキャラ描写のなかにきちんと収まっているし、オナヌーのリアクションから各キャラの性徴がじんわり浮かび上がってくるのもロリコンには溜まらぬ。個別キャライベントでも他キャラをちゃんと出しているし、少なくとも「恋妹」のようにエロばっかでおわったり「でりぱら!」みたいにスカスカになることはなさそう。そしてちこたむ絵はやっぱり最高でして、軽薄な爆乳ブームも何のその、おっぱいがちょい大きめでも身体全体からロリロリしが漂ってくるくるみや、幼い顔立ちと華奢な身体が逆に艶やかなぷに肉っぽさを引き立たせている胡桃とか、相変わらずパラソルブランドはF&Cの最大の遺産を受け継いでいますなぁ。ったく某カフスも(以下愚痴削除)
80点 Magical Charming! (Lump of Sugar) (2013-05-31)
web体験版やりましたよー。何でもweb体験版独自の内容らしく、基本的には各キャラの序盤イベントが6個ぐらい見られて全部で二時間ちょい(エロシーンはなし)。さて、最近はエロゲにおいてもゲーム性の復活がなんだみたいな話が盛り上がってますが、これはちょい論点がズレていて、基本的にはこの作品に典型的に見られるようにSLGだとかRPGだとか「硬派w」で純粋なゲーム性が復活していると言うよりも、「ちょいゲーム性」とでも言うべきか、まぁやり方はいろいろありますけど、要は「ゲーム性そのもの」を追求するというよりも、ゲーム性を用いたキャラクターの描写や物語の展開を狙っていると見たほうが妥当っす。さいきん同人ゲーで流行ってるエロRPGなんかも基本的にはそっちの方向ですからねー。だからこの作品の「カードゲーム」も別に難易度云々の話ではなくて、カードに対するリアクションでお嬢さまはどんなカードでも好感度上がってちょろいぜwだとか楽しむものだと見たほうがよさげ。そう言う意味で言えば体験版の時点では結構成功しているとおもう。まぁ問題は、この手のやり方は「共通ルート」では上手く行くと思いますが、個別ルートでどーなるか?ってところがそれこそ「下級生」以降の難問と、共通で広げたしげた氏が広げた風呂敷を各個別で上手く畳めるか?っていうここのブランドの問題でもあるんですけど。
80点 恋しよっ? (とりぷる・すれっと) (2013-05-24)
WEB体験版1やりましたよー。序盤から多分個別ルート分岐直前ぐらいまで、だいたい1~2時間の内容。エロは雅の済まぬオナニーが一回。さて、みんな太好きなハズだろうの北川晴氏の新作なわけですが、この狙っているのか、はたまた微妙にヤル気がないだけなのか良くワカランちんな物語設定がまさに北川氏ですね。エリート達を集めて学生のうちから繁殖させまくりOKという、イチャラブシナリオ設定を描きつつも、しかしメインヒロインの数人と主人公はこの制度に反抗的であるが基本的にチョロそうという、どちらにも転びそうな物語展開に興味をそそられないこともないんですが、でもねー、北川氏のシナリオの一番ありがちなパターンだと、この設定のうえでテキトーに鬱って、テキトーにイチャラブって終わりそうな感じがいちばん高いのがなー。まぁ絵と中の人の組み合わせが全体的にツボなんでそれでも買っちゃいそうなところがまさに北川ゲーで、奏雨ちゃんが実は幼馴染みだったとか買うしかないだろと。
--点 end sleep (Lilac Soft) (2013-05-31)
主人公のセリフとモノローグは言われてるほど乖離してるようには思われないが、口当たりのよさそうで内心は汚いという描写は若者っぽさが表れていて個人的には好印象。(分かる限りでは)参加者にフリーターと大学生しかいないなどといった設定に加え、"参加してる俺たちが馬鹿なんだから仕方ない"とわざわざ作中で言及してあるように、登場人物たちのDQNっぽさというか「育ちの悪さ」などは意図的なのであろうと考えれば、結構上手く描かれているのではなかろうか(偏見っぽさがあるとはいえなくもないが)。またそのことによって、頭脳戦とかそういう方向の期待はしなくてよさそうという安心感もある。特殊な舞台の割に説明的なセリフがなくて良い感じに謎めいているのも○。
--点 逃避行GAME (Ex-iT) (2013-05-24)
親しげにしてる中によそよそしさがあったり、そこから急に近づこうとして近づきすぎてみたり……キャラ同士の距離感の落ち着かなさが、青春してる感じで却って心地よい。幸せがどうこう言い出した辺りで、絵師からの連想も相まってSTRを思い出した。そういう意味では学園側のヒロインのルートに期待。すっぱり分かれるようであるし。
2-3割ほど聞いて1時間弱。コンセプトいいね。ギャグは合わなかったけど、キャラの特徴づけはわかりやすく入りやすいし結構かわいいとも思えた。ハイテンションで畳み掛けるんだから、大文字で一文字ずつタンタンタンと表示するところはもっとスピーディにしたほうがいい。まだ帰りの電車内だと思ったら翌日の通学車内でしたとか場面展開が急だけど、アイキャッチや日付とかでテンポ落とすやつは似合わないのでまあ良いんじゃないかな(他ゲーである曲名みたいに右上とかにちらっと表示すると親切だが)。 黒髪先輩が立ち位置・性格的に絡みにくそう。よだれ青髪と顔芸金髪がギャグ的にも盛り上がりそう。
--点 ひとつ飛ばし恋愛 (ASa Project) (2013-04-26)
賑やかし担当キャラにおいて前作前々作に見られた『ガサツな中にもちらちらと垣間見える乙女性』が今回なくなってる訳ですよね。優由はあれでちゃんと健気で一途な乙女やってましたし、ノキアはギャグに走らないときは素で可愛かったのですが…。そよぎ嬢や車の人のポジションに今回なずな嬢が着いてる訳ですが、彼女が『やりすぎて』、女を捨てすぎちゃった感もまたあります(あえてのの某ヒロイン以上にボーイッシュ)。これがルート突入すると、また印象が変わってくるのかもしれませんが…。